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法人経営者や個人事業主の経費決済におすすめなのが、「法人用クレジットカード・法人カード」です。法人カードは経理作業の負担軽減や経費管理の一元化に役立つもので、経理作業が煩雑で悩んでいる方には特におすすめできます。
本記事では、法人におすすめのクレジットカード10枚を徹底比較します。法人カードの選び方や、法人用クレジットカードを発行する際のよくある質問についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
法人におすすめクレジットカード10枚を徹底比較
法人カードにはさまざまなものがあるため、発行したいけどどれが良いのか分からないと迷う方も多くいます。本記事では、法人におすすめのクレジットカードとして以下10枚を選定しました。
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
- 三井住友VISAカード
- JCBカード
- NTTファイナンスBizカード
- 楽天ビジネスカード
- ライフカードビジネスライトプラス
- freeeMasterCardワイド
- Airカード
- ダイナースクラブビジネスカード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
上記10枚のクレジットカードについて、以下で詳しく解説します。法人カードにどんなものがあるのか分からないといった方は、ぜひ参考にしてください。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
カード名 | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード |
年会費 | 年会費:13,200円(税込) 追加カード:6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 0.50% |
国際ブランド | AMEX |
発行スピード | 通常、申し込みから3週間程度 |
会計ソフト連携 | freee会計 |
追加カード数 | 3枚まではネット申し込み可能 3枚以上は電話申し込み |
個人事業主対応可否 | 〇 |
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」は、ステータス性の高いクレジットカードです。比較的年会費は高いですが、その分保険や優待などの特典サービスが非常に手厚く、プレミアムな体験を得られるのが魅力のカードとなっています。
会計ソフトの連携では、freee会計との連携が可能です。ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」の無料利用権や、福利厚生プログラム「クラブオフ」の利用権、社員カードの利用限度額設定機能などもあり、機能や特典が非常に魅力的なカードです。
アメックスの法人カードは3種類!ビジネスカードを利用するメリット・デメリットを解説三井住友VISAカード
カード名 | 三井住友VISAカード |
年会費 | 通常:1,375円(税込) |
ポイント還元率 | 0.50% |
国際ブランド | VISA |
発行スピード | カード到着まで約1週間 |
会計ソフト連携 | なし |
追加カード数 | なし |
個人事業主対応可否 | × |
「三井住友VISAカード」は、旅行傷害保険やショッピング補償の手厚さが魅力のクレジットカードです。最高2,000万円の海外旅行傷害保険や、年間100万円までのお買い物安心保険が付帯するため、国内外で安心して利用できます。
また、セブン-イレブンやファミリーマート、ローソン、マクドナルド、すき家などの対象店舗でプラス2~4.5%の還元が受けられる特典もあります。こうした特典を活用すれば、日々の支払いがとてもお得になるでしょう。
三井住友法人カード3種類を比較|選ぶポイント〜審査基準について解説JCB法人カード
カード名 | JCB法人カード |
年会費 | 年会費:1,375円(税込) ※オンライン入会の場合、初年度年会費無料 |
ポイント還元率 | 0.47〜1.49% |
国際ブランド | JCB |
発行スピード | 契約確認書類を利用者が受理したことが確認されてから、1週間程度 ※書類の郵送・返送などを含め、合計で3週間前後 |
会計ソフト連携 | 弥生会計/freee会計/ソリマチ |
追加カード数 | 制限なし |
個人事業主対応可否 | 〇 |
「JCB法人カード」は、企業向け保険やさまざまな会計ソフトとの連携など、法人経営者や個人事業主におすすめのクレジットカードです。特徴的なのは「サイバーリスク総合支援サービス・保険」で、インシデント発生前のリスク管理や、発生後の対応までサポートしてくれます。
また、「弥生会計」「freee会計」「ソリマチ」など連携するソフトの種類が多いのも、JCB法人カードの魅力です。既に使っている会計ソフトがある方でも、利用しやすいクレジットカードと言えます。
JCB法人カード(一般)は個人事業主におすすめ!メリット・デメリットについて解説NTTファイナンスBizカード
カード名 | NTTファイナンスBizカード |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA |
発行スピード | 2〜3週間程度 |
会計ソフト連携 | 連携なし (Web明細編集サービスあり) |
追加カード数 | 法人向けBizカード:9枚 ※代表者カード含め10枚 個人事業主向けBizカードfor owners:4枚 ※代表者カード含め5枚 |
個人事業主対応可否 | Bizカードfor ownersは〇 |
「NTTファイナンスBizカード」は、業務効率化に役立つクレジットカードです。特徴的なサービスは「Web明細編集サービス」で、自分に使いやすい形で明細を編集したり、メモを追加したりできる機能が付いています。
こうした明細機能を利用すれば、業務を効率化できるでしょう。また、日々の経費支払いでもポイントが貯まるので、使えば使うほどお得になります。
楽天ビジネスカード
カード名 | 楽天ビジネスカード |
年会費 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA |
発行スピード | 5週間程度 |
会計ソフト連携 | なし ※MoneyForwardクラウド3カ月無料など、VISAビジネスオファーの利用可能 |
追加カード数 | 複数枚発行不可 |
個人事業主対応可否 | 〇 |
「楽天ビジネスカード」は、還元率の高さが魅力のカードです。楽天プレミアムカードの付随カードという位置づけなので、プレミアムカードの特典ももちろん利用でき、ポイントや特典などでとてもお得に利用できます。
また、楽天ビジネスカードを使って楽天市場で買い物をすると、通常の特典還元に加えてさらに2倍のポイント還元が受けられます。こうしたお得さは、楽天ビジネスカードの大きな魅力です。
楽天ビジネスカードは法人向け!利用時のメリット・デメリットを解説ライフカードビジネスライトプラス
カード名 | ライフカードビジネスライトプラス |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50% |
国際ブランド | MasterCard®/JCB/VISA |
発行スピード | 最短4営業日で発行 |
会計ソフト連携 | 連携なし |
追加カード数 | 3枚 |
個人事業主対応可否 | 〇 |
「ライフカードビジネスライトプラス」は、提携弁護士との1時間無料相談や、海外アシスタンスサービスなど、サポートの手厚さが魅力のクレジットカードです。福利厚生サービスなどの特典もあり、年会費無料のカードながら特典がとてもお得なカードとなっています。
また、年間利用額に応じて翌年度のポイント還元率がアップする制度など、ポイント還元の特典も手厚いカードです。発行スピードも速く、初めて法人カードを作成する方でもメリットを感じやすいカードでしょう。
freeeMasterCardワイド
カード名 | freeeMasterCardワイド |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0% |
国際ブランド | MasterCard® |
発行スピード | 申し込み書類到着後、最短7営業日 |
会計ソフト連携 | freee会計 |
追加カード数 | 最大999枚まで |
個人事業主対応可否 | 〇 |
「freeeMasterCardワイド」は、クラウド会計ソフトfreeeの運営会社として有名な「freee株式会社」が発行するクレジットカードです。法人経営者や個人事業主に嬉しい割引特典が豊富なのが魅力のカードとなっています。
「Adobe Creative Cloudコンプリートプラン」の割引や、「モノタロウ」で使えるクーポン、弁護士・社労士・税理士への無料相談などの特典が付いてきます。 こうした特典を年会費無料で利用できるのは、とても魅力的でしょう。
Airカード
カード名 | Airカード |
年会費 | 本会員:5,500円(税込) 使用者:3,300円(税込) |
ポイント還元率 | 1.5% |
国際ブランド | JCB |
発行スピード | 申し込みから1カ月前後 |
会計ソフト連携 | 弥生会計/freee会計 |
追加カード数 | 初回に3枚まで申請可能 4枚目以降は、専用申込用紙で申し込み |
個人事業主対応可否 | 〇 |
「Airカード」は、ポイント還元率が1.5%と非常に高いのが魅力のクレジットカードです。備品の購入や仕入れ、出張費、交通費、会食費などさまざまな場面でお得に利用できるでしょう。
また、国内利用者が多い「弥生会計」と「freee会計」のどちらも連携できるのも、Airカードの魅力です。弥生会計やfreee会計は個人事業主の多くが導入しているソフトなので、個人事業主の方には特におすすめのクレジットカードと言えるでしょう。
ダイナースクラブビジネスカード
カード名 | ダイナースクラブビジネスカード |
年会費 | 基本会員:27,500円(税込) 追加会員:無料 |
ポイント還元率 | 0.4% |
国際ブランド | Diners |
発行スピード | 2週間前後 |
会計ソフト連携 | freee会計 |
追加カード数 | 2枚まで |
個人事業主対応可否 | 〇 ※基本会員は法人・個人事業主ともに27歳以上 |
「ダイナースクラブビジネスカード」は、freee会計の割引やダイナースクラブ ビジネス・ラウンジの利用権、加盟店優待など特典が手厚いクレジットカードです。年会費は比較的高額ですが、その分さまざまな特典や保険が付帯します。
ダイナース加盟店の少なさに不安を感じる方もいらっしゃいますが、ダイナースクラブビジネスカードは、決済専用の「ダイナースクラブ ビジネスコンパニオンカード」が付帯するので安心です。コンパニオンカードはマスターカードブランドで、多くの店舗で利用できます。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
カード名 | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード |
年会費 | 22,000円(税込) ※初年度年会費無料キャンペーンあり |
ポイント還元率 | 0.50%~1.00% |
国際ブランド | AMEX |
発行スピード | 最短3日 ※郵送事情により、1週間~10日ほどかかる場合あり |
会計ソフト連携 | 連携なし |
追加カード数 | 最大9枚 |
個人事業主対応可否 | 〇 |
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、国内外の空港ラウンジ利用兼や、最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯するクレジットカードです。旅行関連の特典が手厚いため、飛行機での移動が多い方におすすめでしょう。
利用で貯まるポイントは「永久不滅ポイント」で、有効期限がありません。そのため、期限切れで失効することがなく、ポイントの有効期限を気にせずに長く利用しやすいカードです。
法人におすすめのクレジットカードの4つの選び方
法人カードには、上記のようにさまざまなものがあります。そのため、「どれが自分に適した法人カードなのか分からない」と感じる方も多くいるでしょう。
法人におすすめのクレジットカードを選ぶ際には、以下のようなポイントで比較するのがおすすめです。
- ポイント還元率
- 発行スピード
- 会計ソフト連携
- 年会費
この後の項目では、上記4つの選び方のポイントについて解説します。法人カードの選び方で悩んでいる方は、参考にしてください。
ポイント還元率
ポイント還元率は、利用が長期にわたるほど大きな差が出るポイントです。旅行費用や備品など高額利用をする場面も多い法人向けカードであれば、ポイント還元率の高いカードが良いでしょう。
注意点は、「購入金額→ポイントの還元率」が高くても、「ポイント→キャッシュバックなどの還元率」が低い場合があるということです。
例えば、「ポイント還元率0.1%(1,000円で1ポイント)」と聞くとお得じゃない印象を受けますが、「1,000円=1ポイント=10円」だと、結果的な還元率は1%です。このように、「何円の利用でどのくらい返ってくるのか」をしっかり確認すると良いでしょう。
発行スピード
法人カードの場合、発行までに1カ月前後かかる場合もあります。これは、会社情報を記入する書類の郵送・返送などの時間がかかるためです。そのため、もしすぐに利用したい場合は、発行スピードの速いカードを選択しましょう。
早いカードだと、最短3〜4日で発行可能なものもありますので、早期に利用したい方にはこうしたカードがおすすめです。ただし、審査の混雑状況や発送状況によって多くの日数がかかる場合もあるため、余裕をもって申し込むのが重要です。
法人クレジットカードの3つの審査基準とおすすめのカードを紹介会計ソフト連携
カードによって会計ソフトと連携でき、利用代金について自動で会計ソフトに入力してもらえるサービスが付いている種類もあります。こうしたカードを選択すると、日々の経理作業に関わる負担を軽減できるでしょう。
どんな会計ソフトと連携できるかは、カードの種類によって異なります。もし、今すでに使用している会計ソフトがある場合には、そのソフトとの連携に対応しているカードを選ぶようにしてください。
年会費
年会費が高額なものは、長期に渡って利用するほど負担が大きくなってしまいます。そのため、自分の収入状況に見合った年会費のカードを選ぶようにしましょう。
年会費が高いカードは、保険や優待サービスなどの特典が手厚いものが多く、利用方法によってはとてもお得に利用できます。しかし、使い切れないほど手厚いサービスになっている場合は、年会費が無駄になってしまう可能性も高いでしょう。
自分の利用用途や今の仕事スタイルなどを考えたうえで、最適なカードを選択するようにしてください。
法人用のクレジットカードを選ぶ際のよくあるQ&A
法人用は一般カードよりも発行している人が少ない分、情報も少なく、発行に際してさまざまな疑問や不安が出てくるものです。特に、以下のような部分で疑問を感じる方が多いでしょう。
- 法人カードと個人カードの違いは?
- 法人カードを利用するメリットは?
以下の項目では、上記2つの疑問に関して詳しく回答します。これから法人用カードを発行する方は、ぜひご覧ください。
法人カードと個人カードの違いは?
法人カードと個人カードの違いは、引き落とし口座に法人口座を指定できる点と、社員用の追加カードを発行できる点です。また、会計ソフトとの連携やビジネス向けの特典が付帯するといった点も、法人カードと個人カードの違いでしょう。
基本的に個人カードと同等の特典が付きながらも、さらにビジネスに特化した特典が付帯するものが多いため、個人カードよりもお得度が高いと言えます。
法人カードを利用するメリットは?
法人カードを利用するメリットは、以下の通りです。
- 法人格を問わず申し込み・発行ができる
- 一般カードと口座を分けて管理できる
- 経費管理がやりやすくなる
法人格とは「株式会社」「有限会社」「合同会社」「合資会社」などを指し、法人カードはどんな法人格であっても申し込めます。また、会社はもちろん、個人商店経営者やフリーランスなどの個人事業主の方でも、法人カードの申し込みは可能です。
さらに、前述のとおり法人口座を支払い口座として設定することで、一般カードと口座を分けて管理できるのも、法人カードを利用するメリットでしょう。個人カードと支払いを分けて経費管理をしやすくすることもでき、事業回りのお金の管理がやりやすくなります。
まとめ
法人カードは、経費管理や経理作業の負担軽減に役立つクレジットカードです。会計ソフトと連携できるものや、ビジネスに特化した特典が手厚いカードも多く、より事業を円滑に進めやすくなるでしょう。
法人カードにはさまざまなものがありますが、特典内容やポイント還元率、発行までのスピード、会計ソフトとの連携などを比較すると、選びやすくなります。本記事の内容を参考に、ご自身のビジネスにぴったりの法人用クレジットカードを探してみてください。
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