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「業務用Wi-Fiの導入を検討している」
「家庭用ルーターとの違いを知りたい」
上記のように考えている個人事業主や法人の方もいるのではないでしょうか。
この記事では、業務用Wi-Fiと家庭用ルーターの違い、選ぶ際の注意点やおすすめ会社を紹介します。
双方の違いを知り、会社の規模や目的に合うコストパフォーマンスの良いWi-Fiを探していきましょう。
業務用Wi-Fiと家庭用ルーターの違い
業務用Wi-Fiと家庭用ルーターの主な違いは、同時に接続できる台数です。
家庭用ルーターは家族内で利用することを想定しているため、接続台数は基本的に10台程度に設定されています。もし上限を超えてしまうと、通信速度が低下したり最悪のケースではWi-Fi自体に接続できません。
業務用Wi-Fiであれば事業での利用を想定しているため、同時接続台数が数十台から100台と多く設定されています。また、会社や店舗など広範囲での利用が基本であるため、遠く離れていても電波が強くWi-Fiの接続が可能です。
さらに、業務用では店舗用のフリーWi-Fiにも対応できるようになっており、サービスによっては、別途オプションを申し込むと会社用と来客用にも分けられます。
このように、家庭用に比べて広い目的で利用できる業務用Wi-Fiですが、その分導入費用が多少高額です。家庭用が1万円程度で導入できるのに対し、業務用だと2~5万円ほどかかってしまいます。
業務用Wi-Fiを活用するメリット・デメリット
ここでは、業務用Wi-Fiを活用するメリット・デメリットを紹介します。以下にリストでまとめたので、参考にしてください。
- 同時接続台数が多い
- 広範囲でWi-Fiに接続できる
- 別途オプションに申し込めば来客用Wi-Fiなどレイアウトが可能
- 導入費用が高額
- 初期設定や運用までの方法が複雑
上記の通り、事業として利便性が高いのが業務用Wi-Fiです。店舗やオフィスへの来客が多い会社であれば、レイアウトしての顧客満足度や集客力が向上するでしょう。
ただし、その分導入費用は割高となり、別途オプションに申し込めばランニングコストもかかります。また、設定する項目が多いことから、導入までが若干複雑です。
業務用のWi-Fiを選ぶ際の4つの注意点
業務用のWi-Fiを選ぶ際の4つの注意点を紹介します。まずは、以下を見てみましょう。
- ルーターの通信規格を確認しておく
- 会社で使うパソコン台数を確認しておく
- サポートの充実性が適切かどうか
- セキュリティ対策ができているかどうか
Wi-Fiを導入する目的はパソコンや通信機器に接続することであり、もし繋げられなければ意味がありません。業務用Wi-Fiも業者によって性能が異なるため、ここで紹介する注意点を踏まえた上で比較してみてください。
ルーターの通信規格を確認しておく
まずは、ルーターの通信規格を確認しておくことが重要です。そもそも通信規格を知るには周波数を理解する必要があり、主に以下の2点を確認しておきましょう。
- 2.4GHz:天井や壁など障害に強いが他機器と干渉しやすい
- 5GHz:天井や壁などがあると通信が遮断されやすいが他機器と干渉しない
基本的に2.4GHzになると家電からの電波とも干渉してしまい、高速通信にはあまり向いていません。ただし、その分電波が強く、壁や天井など障害物があっても接続可能です。
逆に5GHzは他機器と干渉しづらく高速通信に適していますが、障害物に弱く、広範囲になると接続ができない可能性があります。
さらに、Wi-Fiの通信規格は「IEEE 802.11」の名称で現在7種類あり、最新のaxの場合、両方の周波数に対応しています。そのため、2.4GHzでも高速通信が可能となりました。
ただし、最新機器の場合、会社で利用しているパソコンが対応していない可能性があるため、ルーターを導入しても接続できないケースが出てきます。事前に会社で利用するパソコンとルーターの通信規格を確認し、導入後にはスムーズに運用できるようにしておきましょう。
会社で使うパソコン台数を確認しておく
2つ目の注意点は、オフィスや店舗など会社で使うパソコン台数を確認しておくことです。もし台数が多ければ、その分の同時接続できるルーターを導入しなければなりません。
業務用Wi-Fiの中でも10台程度しか対応していないルーターがあれば、100台まで接続できる場合もあります。
また、いくら同時接続台数にパソコンの台数が足りていたとしても、基本は推奨されている数であるため、ぎりぎりの場合、通信速度の低下も考えられるでしょう。
なるべく、会社のパソコン台数確認後には、推奨されている接続台数に余裕を持って契約することをおすすめします。
サポートの充実性が適切かどうか
業務用Wi-Fiでは、サポートの充実性が適切かどうかも重要なポイントです。そもそもの用途がビジネスであることから、予期せぬ故障やトラブルの際に迅速に対応してもらわないと経営に響く可能性があります。
なるべく、オプションとして24時間サポートや遠隔システムでの対処をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。また、故障時に交換してくれるケースもあるため、契約前に確認しておいた方が良いと言えます。
さらに、同時接続台数やルーターの通信規格など、業務用Wi-Fiでは初期設定や運用開始までに決める事柄が多いです。もし初めて会社にWi-Fiを導入する場合だと、若干戸惑うかもしれません。
なかには導入から運用までのサポートをしてくれるWi-Fi業者もあるため、便利に使いこなすためにもサポートに含まれているか確認しておくとよいでしょう。
セキュリティ対策ができているかどうか
業務用Wi-Fiはセキュリティ対策ができているかどうかも注意事項の1つです。一般的にはセキュリティを暗号化されていますが、昔ながらの「WEP」は盗用される可能性がありおすすめできません。
セキュリティを強くするためには、前提として「WPA2」か「WPA3」のWi-Fiを選ぶ方が良いでしょう。他にも、アクセスポイントを見えなくする機能も重要になってきます。
特に業務用Wi-Fiは、広範囲に接続できるよう設定されているため、フリーWi-Fiといった来客用にも契約しているとよりセキュリティの強化は大切です。
基本的にフリーWi-Fiを利用する場合は会社用と来客用は遮断されるようになっていますが、契約時には一度セキュリティ面は相談しておくようにしましょう。
おすすめの業務用Wi-Fi5社を比較
おすすめの業務用Wi-Fi5社を比較して紹介します。ここで紹介するWi-Fi業者は以下の通りです。
- BiZiMo Wi-Fi
- ギガらくWi-Fi
- エラスタモ
- Softbank光
- NURO Biz
ここでは、初期費用や料金、通信速度から同時接続台数まで比較しながら解説します。上記で触れた業務用Wi-Fiを選ぶ注意点を踏まえながら、実際に契約する際の参考にしてください。
BiZiMo Wi-Fi
初期費用 | 契約料:0円 工事費用:1万~2万円 |
料金 | 月額:4,180円 |
通信速度 | 1.3Gbps |
同時接続数 | 100台 |
BiZiMo Wi-Fiは、最大100台まで同時接続可能でオフィスや店舗など会社での利用におすすめのWi-Fiです。
通信規格がIEEE802.11acに対応しており、最新の11axのプランも用意されています。また、最初にかかる費用が工事料のみで、契約料金は0円とインターネット回線があれば無料で利用可能です。
さらに、別途550円の訪問修理オプションに加入すれば、24時間サポートで遠隔でのトラブル対応と訪問での交換までしてくれます。
業務用Wi-Fiを初めて設置する事業者でも安心な導入から運用までのサポート付きとなっており、使い始める際に面倒な設定は必要ありません。
Wi-Fiとしての性能からセキュリティ、ビジネス用途でのサポートまでBIZIMO Wi-Fiは特におすすめします。
ビジモ光(BiZiMo光)は法人向け?利用者の口コミ・評判から分かるメリットデメリットギガらくWi-Fi
初期費用 | 工事費用:約2万円 |
料金 | 月額:4,180円 |
通信速度 | 1.3Gbps |
同時接続数 | 100台 |
ギガらくWi-Fiは、NTT東日本が提供するビジネス向けのWi-Fiサービスです。同時接続数が100台と多く、Wi-Fi6と呼ばれる最新のIEEE802.11axに対応しています。
飲食店や各店舗で利用している事業所も多く、フリーWi-Fiを導入して接続時に自社サイトの掲載も可能です。
また、セキュリティも完備しており、来訪者のアクセスを制限したり、通信端末や従業員専用に限定しての利用設定ができます。
【評判は良い?】ギガらくWi-Fiは店舗におすすめ!メリット・デメリットについて解説エラスタモ
初期費用 | 0円~(要相談) |
料金 | 要相談 |
通信速度 | 最大10Gbps |
同時接続数 | 最大100台(要相談) |
エラスタモは、オンライン対面型の携帯ショップです。DoCoMoやフレッツ光など10社と提携しており、業務用Wi-Fiの契約にも対応しています。
基本的には専属スタッフと相談をして、より最適な業者を紹介する形を取っており、エラスタモのWi-Fiと契約するわけではありません。
ただし、費用や通信規格といったすべてを相談した上で決めてくれ、契約からその後の対応まで代理して行ってくれます。
相談はLINEやオンライン上で完結できるため、もし業者選びで困っている場合はエラスタモはぜひおすすめです。
Softbank光
初期費用 | 契約費:3,300円 工事費:0円~24,000円 |
料金 | 月額:4,180円~ |
通信速度 | 1Gbps |
同時接続数 | 10台 |
Softbank光は、初めての契約だと回線工事費用がキャッシュバック付きです。契約料は3,300円かかりますが、インターネット回線を繋いでいないならお得に使い始められます。
また、Softbankのスマートフォンを利用していれば、月額料金が割引されるため、会社用の携帯や通信機器を導入するならぜひおすすめです。
ただし、同時接続台数が10台とあまり多くないため、別途ルーターの用意とオプションの契約が必要になります。
それでも通信速度は1Gbpsと速いことから、法人企業やテレワークなどでよく利用されているWi-Fiです。
NURO Biz(ニューロ・ビズ)
初期費用 | 契約費:3,300円 工事費:約50,000円 |
料金 | 月額5,200円~ |
通信速度 | 2Gbps |
同時接続数 | 10台 |
NURO Bizは、通信速度の最大が2Gbpsと高スペックが特徴のWi-Fiです。基本は法人向けのIP電話やAWSなどのクラウドサービスを提供しています。
初期費用として若干高額ですが、法人に限り新規や移転などでの契約であれば50%OFFとかなりお得です。また、初期費用の支払いは24回分割となるため、導入時は実質無料となります。
ただし、NURO Biz 光は法人向けのサービスであることから、個人事業主は契約できません。
もしDX化を検討しており、クラウドサービスを利用してWi-Fiを導入しようと考えてる法人事業にはぜひおすすめします。
【回線は遅い?】NURO Bizは法人におすすめ!料金や提供エリア、メリット・デメリットなどを解説業務用Wi-Fiを導入する際のよくあるQ&A
業務用Wi-Fiを導入する際のよくある質問に回答します。ここで紹介する質問は以下の2つです。
- 会社で家庭用ルーターを導入するとどうなる?
- 短期レンタルはできる?
もし質問内容と同じ疑問点を抱えているならば、ぜひ導入時の参考にしてください。
会社で家庭用ルーターを導入するとどうなる?
接続するパソコンや通信機器が数台程度であれば問題ありません。
小規模事業所で数台程度のパソコンと数名での利用であれば、家庭用ルーターを設置している会社もあります。基本的に通信速度にも大きな違いはないため、不便に感じるケースはほとんどないでしょう。
ただし、オフィスのパソコンを10台近く接続する場合や、店舗での来客用で利用となると通信速度の低下とセキュリティの弱さがあるため、不具合が生じる可能性が高いです。
さらに、家庭用だとビジネスでの用途を想定しておらず、ルーターそのものが通信機器との接続にしか対応していません。
導入後に別用途としてフリーWi-Fiや会社専用と来客用を分けるといった設定ができないため、導入費用を抑えようと家庭用ルーターを設置したけど結果的に業務用Wi-Fiへ変更したケースも多いです。
プライベートでパソコンやスマートフォンに接続する程度の用途なら家庭用ルーターで充分ですが、ビジネスとして利用するなら業務用Wi-Fiの方が利便性が高いと言えます。
短期レンタルはできる?
コンセントタイプやポケットWi-Fiなら短期レンタルは可能です。
ただし、基本は5Gや4Gと接続して通信することから、利用する環境によって速度にバラつきがあります。また、同時接続台数は10台程度で、一般的には数台以上の利用では通信速度が低下する可能性が高いです。
さらに、スマートフォンのように100GBまでといった通信制限が決まっています。もしあまりにも使いすぎると、すぐに制限がかかり速度が低下するため注意が必要です。
家庭用ルーターと同様で、小規模事業であれば大きな問題はないかもしれません。しかし、従業員や顧客が利用する場合、不便に感じるケースが出てくるでしょう。
ただし、契約期間が決まっておらず、初期費用を抑えられて解約金もかからないため、業務用Wi-Fiをレンタルして、後々必要になったら業務用を導入するのも1つの方法と言えます。
まとめ
この記事で紹介した通り、業務用Wi-Fiと家庭用ルーターの大きな違いは同時接続できる台数です。もしビジネスを目的として導入するなら、業務用Wi-Fiの方が快適に利用できるでしょう。
また、店舗で来客用にWi-Fiを設置するケースでは、セキュリティ面や予期せぬ故障やトラブルに対応するためにも業務用を特におすすめします。
ただし、導入時には通信規格や初期設定など決める事柄が多く、初めてWi-Fiを運用する方は少し戸惑うかもしれません。
店舗やオフィス等で設置するなら、BiZiMo Wi-Fiのように運用までの相談ができる会社を選んだ方がよりスムーズにWi-Fiを導入できるでしょう。
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