【ラーメン屋】月々の水光熱費を減らす秘策とは！効果的な節約術を教えます

ラーメン屋を開業して、思った以上に水光熱費がかかっていることに気がついた方も多いのではないでしょうか。

ラーメンを提供する上で、ガス、電気、水は必要不可欠です。よって水光熱費がかかるのは仕方がないと思っていませんか。

実は、水光熱費こそサービスの質を下げず削減できる経費です。本記事では月々の水光熱費を減らす秘策を徹底解説します。

効果的な節約術を使い水光熱費用を減らすことで、利益率アップに繋げましょう。

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ラーメン屋を運営する上で見逃せない水光熱費

ラーメン屋に限らず、何かしらの飲食店舗を運営する上で水光熱費は意識しなければならない経費の一つです。

現在、どのくらいの金額が水光熱費としてかかっているか明確に把握していますか。そして、その金額は売上に対して妥当な額でしょうか。

まずは、毎月の経費水光熱費がいくらかかっているのか、そしてその割合は売上の対しての比率はどの程度なのかをしっかり把握する必要があります。ここでは、月々の水光熱費について詳しく解説します。

水光熱費の負担は大きい　

水光熱費以外で店舗運営するのにかかる経費は、家賃や人件費、材料費、消耗品費などが主なものとして挙げられます。
これらの経費は、売上に対してどの程度の割合が妥当かの目安があります。

店舗の規模や業態によっても若干比率の変動はありますが、上記が売上に対してそれぞれの経費目安です。

売上の中でも10%もの高い割合を占めるのが家賃です。必ず毎月発生し、売上の上下に関係なく費用は固定されるので、物件取得時には売上が減少した時のことも考えて選ぶ必要があります。

また、店舗を運営するにあたって人件費は削れない費用です。経費削減ということで人件費を極限まで下げてしまうと、働き手が足りず営業が難しくなることもあるので注意しましょう。

材料費は商品を売るのにかかる費用です。販売量によって売上に対しての割合は変わりますが、約30%を目安にするとよいでしょう。これらは店舗運営時にかかる経費として割合がとても大きいです。

そして、水光熱費は売上に対して7〜10%が適正だと言われています。例えば、毎月100万円の売上の場合、水光熱費は7〜10万円もかかるのです。水光熱費は思っていた以上に経費の中に占める割合が高いことが分かります。

ガス、電気、水道は食材費のように物を購入するわけではないので、意識していないと見落としがちな経費です。ここを意識せずに無駄使いしていると、思っている以上に大きなフランになる可能性があるので注意しましょう。

ベストな経費適正比率とは

この比率で経営が出来れば、13％の利益を生み出せると言われているベストな経費適正比率があります。

この利益率であれば、ラーメン屋として継続していけると言われています。

家賃や人件費をいますぐ削減するのは難しいでしょう。雑費や材料費は売上に対して変動することがあるため、明確な目標数値設定が難しい場合も多いです。

ガス、電気、水道はラーメンを作る上で必要不可欠なので減らすことができないからと、意識せず使用していると売上の7%以上かかっている可能性もあります。売上に対しての経費割合が高くなれば、それだけ利益も減っていきます。

ラーメン屋を運営する上で、ガス、電気、水道は提供メニューを作るために必ず使うものですが、逆を言えば意識すれば対策ができる経費が水光熱費です。

その上、他の経費と比べて今すぐに取り組める削減方法があるので、今以上に利益を生み出すことができる可能性も高いでしょう。

水光熱費を節約すれば経営が上向きになるかも

水光熱費を減らすことができれば、それだけ利益率が上がることが分かりました。

他の経費削減は取り組むのが難しいものも多く、むやみに削減してしまえばサービスの質を落としたり、店舗運営が難しくなってしまったりしてしまう可能性もあります。そんな中、水光熱費はサービスの質を落とさずに削減できるので、利益率を上げようと削減に取り組むには最適な経費です。

水光熱費には、ガス、電気、水道が挙げられ、3つはそれぞれ削減に向けてできる効果的な対策があります。

以下でそれぞれ詳しく解説します。

ガス代を減らす秘策とは

ガス代を削減するためには、契約内容を見直したり、使用する調理器具を買い替えるといったことができます。

ガス会社との契約内容を見直す

ガス会社との契約内容は、現在の状況と見合っているでしょうか。店舗を開業したばかりの頃、運営し始めて軌道にのってきてからでは、ガスの使用量も大きく変化してきたことでしょう。

ガスは都市ガス、プロパンガスともに小売全面自由化されています。契約内容を見直したり、会社を変えるだけで、使用量は変わっていないのにガス料金を削減できることもあります。

特に、都市ガスはプロパンガスよりも4割ほど安くなる場合があるので大きな経費削減につながります。

確認するだけで削減できる可能性があるので、今すぐチェックしましょう。

熱伝導率の良い調理器具を使いガス使用時間を短くする

使っている調理器具によって熱伝導率が変わります。

火力を強くしないとなかなか温まらない、熱を維持する時間が短いような調理器具を使用していると、ガスの使用量が多くなります。

熱伝導率がいい調理器具を使用することでガスの使用量が減り、ガス代を節約することができます。

調理器具を購入することで経費はかかりますが、長く使用することを踏まえて考えれば早めに買い替えを検討してもよいでしょう。

給湯温度を下げる

給湯器は温度に比例してガスを消費します。よって、高い温度設定の場合はガスの使用量が増え、低い温度設定の場合は使用量が減るのでガス代の節約ができます。

給湯温度を60度以上にしている店舗も多いですが、実際に洗い物をする時に60度は高温なのでハンドルで温度調整してしまっているでしょう。洗い物であれば40度台での設定でも十分です。

また、お湯を温める場合も給湯器から60度で出してガスを使うよりも、40度台の水を温めるほうがガス代が安く済む場合が多いです。

まずは、現在の設定温度から少しずつ下げていき、様子を見ながら温度を設定しましょう。

電気代を見直すには電化製品の見直しを

電気代を削減するためには使用している電化製品の見直しをしましょう。使用電力量を減らすことができる可能性が高いです。

省電力のものを使う。

使っている電化製品は省電力のものを使用しましょう。

例えば、居抜き物件で元々設置されていた古いエアコンを使用していた場合、最新のエアコンに変えることで消費電力を大幅に削減できることがあります。

古いエアコンは電力を使う上、調子が悪くなることも多く、スタッフの仕事への意欲低下、お客さまの満足度低下にも繋がります。

働く環境を整える、お客さまに居心地のいい空間を提供するという意味でも適正な温度湿度であることはよいことです。

その上、経費削減に繋がるのであれば取り組まない手はありません。

電球をLEDに

電球はLEDに取り替えましょう。1度取り換えれば長く使用することができる上、白熱電球と比べると約90%も電気使用量を削減できます。

導入コストは白熱電球よりはかかりますが、長く見れば大きなコスト削減になります。

エアコンの掃除を徹底

ラーメン屋では冷暖房は必須と言っていいほど使用頻度が高いです。

エアコンは使っているとフィルターに埃やゴミ等がたまり、そのまま稼働していると運転効率が下がってしまいます。余計な電気代がかかることになるので、定期的に掃除を行うようにしましょう。

また、エアコンに加えて扇風機やサーキュレーターを使うと、エアコンの温度を低く設定しないでも空気が循環するので快適な室温を維持できます。

エアコンで温度を低く設定して使い続けるよりも電気代の削減に繋がるので導入を検討するとよいでしょう。

電気会社との契約プランを見直す

電気もガスと同じく、契約プランを見直しましょう。現在の使用電力に合ったプランにすることで、同じ電気使用量でも電気代を削減できる可能性があります。

水道代は使う量をコントロールする

水道代を削減するためには使用量をコントロールすることが最も効率がよいです。

蛇口から出る水量を調節する

蛇口を捻ると出てくる水量を、いちいち意識して少なくするのは他業務をしていると難しいでしょう。そこで、蛇口から出る水量を調節できるアイテムを設置しましょう。

水量を調節できるアイテムを使うと、水の出が悪く感じて物足りなく思うこともありますが、最近は使用量は少なくなっているのに使用感の変化を感じにくいものなどもあります。

そういったものを導入すれば、水量を減らしているのに使い心地は変わらず業務にも支障がでにくいでしょう。

店の規模によっては、食洗器を導入する

ラーメン屋は飲食店の中でも回転率が高い業態です。食器を洗う回数も多く、それだけ水道代を使用します。1回、1回洗っていると、それだけ水道の使用量も多くなるだけでなく、人件費もかかります。

食洗機を導入することで、1度に洗う回数を減らすことができ水道の使用量を削減することができます。また、洗う作業がなくなるので同時に人件費削減に繋がる可能性もあります。

店舗の規模によっては導入したほうが良い場合があるので、見直してみましょう。

水光熱費はサービスの質を下げず削減できる経費

ラーメンを提供する上でガス、電気、水を使わないことはできないので、経費を削減するのは難しいと思っている方も多いでしょう。

今回ご紹介した方法を実践することで、簡単に、確実に水光熱費が削減できることが分かりました。

サービスの質を下げずに取り組むことができることばかりなので、今すぐ見直しましょう。そして、このような効果的な節約術で水光熱費用を減らし、利益率アップに繋げましょう。

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