飲食店こそファクタリングで資金調達!おすすめ会社9選を紹介

キャッシュレス決済が一般的になった昨今では、資金調達が難しくなる飲食店が増えつつあります。資金繰りが難しく、経営が立ち行かなくなってしまう飲食店も少なくありません。

このように資金調達が困難な場合は、飲食店でもファクタリングを利用するのがおすすめです。飲食店には売掛債権がなく、ファクタリングが利用できないのでは?と思われるかもしれませんが、実際は有効活用できます。

そこでこの記事では、そんな飲食店のファクタリング利用について詳しく紹介します。利用するメリットやおすすめのファクタリング会社も9社まとめているので、飲食店でスムーズに資金調達したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

飲食店は運転資金が不要で資金調達が難しい

飲食店は、基本的に運転資金が不要な業種といわれています。運転資金とは、発生した売上が入金されるまでの期間で必要になる資金のことです。

月間売上が50万円あり、2ヶ月後に売上の入金がある企業を例にあげると、この会社は2ヶ月間は入金がない状態で運営する必要があります。この企業の経費が30万円だとすると、2ヶ月分の運転資金は60万円となります。この運転資金を確保するために、多くの企業は銀行から融資を受けるのです。

一方飲食店は、売上が現金で即入金されるケースが多く、基本的には運転資金が必要にならないといわれています。そのため、黒字で運営している場合は、運転資金の支援を受けることは基本的にできません。

赤字に陥った際に1回程度運転資金を融資してもらうことは可能な場合がありますが、継続的に融資を受けることができないと考えて良いでしょう。

飲食店が資金不足に陥る3つの理由

ここからは、飲食店が資金不足に陥ってしまう3つの理由を詳しく紹介します。

  1. 初期費用やメンテナンス費用が高くなりやすい
  2. 売上が不安定になる要素が多い
  3. キャッシュレス決済による現金不足が起こりやすい

現在飲食店を経営していて資金繰りに困っている人は、ぜひこれらのポイントを意識してみてください。

初期費用やメンテナンス費用が高くなりやすい

飲食店では、開店する際に必要な初期費用や運営に伴うメンテナンス費用など、まとまった資金が必要になるケースがあります。

理想のシステムや店内にこだわるために、初期費用やメンテナンス費用が高くなる飲食店も多いでしょう。そのため、高くなった初期費用やメンテナンス費用が負担となり、運営資金が圧迫されてしまいます。

飲食店を開業しスムーズに運営するには、資金と見合った開業、運営スタイルを見つけることが大切です。

売上が不安定になる要素が多い

飲食店の売上は、人手不足や食材の価格の高騰、集客率の低下など、さまざまな要素に影響されて不安定になります。そのため、自転車操業で余裕のない運営をしていると、イレギュラーなトラブルで資金繰りに困窮してしまうのです。

特に感染症による営業規制や客足の低迷、不景気による売上低下などが発生すれば、多くの飲食店が安定した売上をキープするのは難しくなるでしょう。

キャッシュレス決済による現金不足が起こりやすい

飲食店は、基本的に現金の売上がそのまま入金すると考えられているため、銀行から運転資金の融資を受けることができません。

しかし、キャッシュレス決済が普及した昨今では、多くの飲食店も対応しています。そのため、カードやQRコード決済などのキャッシュレス決済が入金されるまでのタイムラグが発生する店舗が急増しています。

この売上入金のタイムラグにより現金不足が発生し、飲食店の経費が確保しづらくなっています。

飲食店でもファクタリングを十分に活用できる

売掛債権がないという理由で、飲食店ではファクタリングが利用できないと思われがちですが、飲食店でも運転資金の確保としてファクタリングを活用できます。

この際に利用される売掛債権は、主にクレジットカードやQRコード決済をはじめとするキャッシュレス決済の未入金分です。キャッシュレス決済によって発生する売掛債権はファクタリングすることで、即日から数日で速やかに資金化できます。

カード会社やQR決済会社からの入金が1ヶ月後であっても、入金を待つ必要がないため資金繰りを改善できるでしょう。

飲食店がファクタリングを利用する4つのメリット

ここからは、飲食店がファクタリングを利用する4つのメリットを紹介します。

  1. 最短即日で現金化できる
  2. 支払いのタイムラグを解消できる
  3. 負債額を増やさず債務超過の心配がない
  4. 飲食店が利用しやすい審査基準である

以上のファクタリングによるメリットを活用しながら、飲食店の経費を確保しましょう。

最短即日で現金化できる

多くのファクタリング会社は、最短即日の現金化に対応しており、速やかに売掛債権を資金にできるのが魅力。すぐにでも資金を調達したい場合には、特に利用がおすすめです。

飲食店での急な出費にも対応できるため、資金が不安定な場合にも対応できます。急な客足の低迷や予約のキャンセルで売上が低下した場合も、ファクタリングで資金繰りをある程度安定させられるでしょう。

支払いのタイムラグを解消できる

ファクタリングを利用すれば、飲食店におけるクレジットカードやQRコード決済が現金で入金されるまでのタイムラグを解消できます。

最短即日でキャッシュレス決済を現金化できるため、入金までに1ヶ月程度かかる場合も待つ必要がありません。

負債額を増やさず債務超過の心配がない

ファクタリングを利用すれば、銀行から融資を受ける際のように負債額が増えることはありません。財務的に余裕のある大手飲食店などでは多少負債額が増加しても問題ありませんが、資金繰りが安定しない飲食店では自己資本比率が低下してしまいます。

また、ファクタリングで資産を売却して資金を調達すれば、借入が発生しないため、負債が資金の総額を上回ってしまう債務超過も発生しません。

飲食店が利用しやすい審査基準である

多くのファクタリング会社は、飲食店が利用しやすい審査基準を採用しています。

ファクタリングの利用にあたり、会社が注目するのは飲食店が売却を希望する売掛債権の信用度です。飲食店で売却する売掛債権の売掛先は、ほとんどがクレジットカード会社なので、信用度としては申し分ありません。

このポイントでも、飲食店の審査は通りやすくなります。

飲食店向けファクタリング会社のおすすめ9選

ここからは、飲食店で利用するのにおすすめのファクタリング会社を9社紹介します。

  1. ファクタリングベスト
  2. アクセルファクター
  3. QuQuMo(ククモ)
  4. ビートレーディング
  5. ペイトナーファクタリング(旧yup 先払い)
  6. ファクタリング見直し本舗
  7. 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
  8. PAYTODAY(ペイトゥディ)
  9. えんナビ

各会社の特徴や手数料、入金スピードなどをまとめているので、ファクタリング会社を選ぶ際はぜひ参考にしてみてください。

ファクタリングベスト

ファクタリングベスト
運営会社株式会社ウェブブランディング
ファクタリングの種類2社間・3社間
調達可能金額制限なし
手数料1〜20%
入金スピード最短3時間〜
契約方法オンライン
公式サイトhttps://factoringbest.com/

ファクタリングベストは、法人限定のファクタリング会社紹介サービスです。審査通過率が9割を超えている優良ファクタリング会社4社への相見積もりを代行し、スムーズな会社選びのサポートを実施します。自社に合うファクタリング会社を見つけられない、ファクタリング会社を比較する時間や人員が不足しているという飲食店はぜひ利用してみましょう。

最速で3時間後の契約、入金が可能なので、急を要する資金調達が必要な場合にも利用できます。申し込み情報の入力も1分程度で簡単に終わるため手間がかかりません。短時間で手間なく好条件のファクタリング会社を見つけられる優良サービスです。

アクセルファクター

アクセルファクター
運営会社株式会社アクセルファクター
ファクタリングの種類2社間・3社間
調達可能金額30万円〜上限なし
手数料~100万円:10%~
101~500万円:5%~
501~1000万円:2%~
入金スピード最短1時間
契約方法面談・オンライン
公式サイトhttps://accelfacter.co.jp/

アクセルファクターは、関東財務局と関東経済産業局の認定を獲得した、信頼性に優れた経営革新等支援機関です。企業財務や税務、金融の知識や支援関連実務が一定以上と認定されたている企業なので、幅広い業態や業種の専門的かつ高度なサポートを実現しています。審査通過率93%のファクタリングサービスを提供しており、幅広い業態・業種との契約も可能です。

さらに条件が揃えば最速で即日の入金も可能です。急な入用ができた場合も安心して利用できます。買取金額を30万円から上限なしに設定しており、少額からでも利用も安心して行えます。幅広い業種がファクタリングを申請しやすい環境が整っているのが、アクセルファクターの大きな魅力です。

またアクセルファクターは、個人事業主から大企業まで活用できるのも嬉しいポイント。公式サイトにて無料相談を実施しているので、まずは自社の財務状況について相談してみてください。

QuQuMo(ククモ)

QuQuMo
運営会社株式会社アクティブサポート
ファクタリングの種類2社間
調達可能金額制限なし
手数料1%〜
入金スピード最短2時間
契約方法オンライン
公式サイトhttps://ququmo.com/

QuQuMo(ククモ)は、一切の来店が不要で契約が完了するオンライン完結型のサービス。業界トップクラスの「手数料1%」を採用することで低コストを実現しており、費用を抑えてにファクタリングを利用できます。原則請求書・通帳のみが必要書類なので、複雑な書類の準備も必要ありません。

また、最速2時間で契約から入金までが完了するため、スピーディーな資金調達にこだわる場合にも利用しやすいでしょう。法人も個人事業主も売掛債権さえあれば利用できるため、幅広い業態・業種に適しているのも特徴です。

ビートレーディング

ビートレーディング
運営会社株式会社ビートレーディング
ファクタリングの種類2社間・3社間
調達可能金額制限なし
手数料2社間:4%~12%
3者間:2%~9%
入金スピード最短2時間
契約方法オンライン
公式サイトhttps://betrading.jp/

ビートレーディングは、クラウドサインを導入することで、オンライン上でのスムーズな契約を実現しているオンライン完結タイプの会社です。さまざまな企業や店舗の資金調達をサポートした実績があるのが魅力。取引実績5.8万社を誇り、累計買取額も1,300億円を達成しています。

また、2社間・3社間の両方の契約スタイルに対応しており、自社の希望に合わせて好条件でファクタリングを活用できるのもポイント。条件によっては最速2時間から3日程度で入金まで完了します。スピーディーな資金調達先として活用できるのが特徴です。注文書の売却も可能で、フレキシブルに資金繰りへ対応できるのが大きなメリットといえます。

ペイトナーファクタリング(旧yup 先払い)

ペイトナーファクタリング
運営会社ペイトナー株式会社
ファクタリングの種類2社間
調達可能金額初回:25万円(最大100万円)
手数料10%
入金スピード最短10分
契約方法オンライン
公式サイトhttps://paytner.co.jp/factoring

ペイトナーファクタリングは、AI審査を採用することで入金完了まで最速10分というスピードを実現している会社です。個人事業主やフリーランスの利用に特化しており、少額取引も安心して行えます。請求書をアップロードするだけの簡単なフローで契約できるため、事業計画書類の提出も不要。間と時間をかけずに資金を調達したい場合には特におすすめです。

累計申請件数が10万件を突破しており、取引実績にも富んでいます。

また、手数料が10%に固定されているため、料金設定が明確なのも魅力。公式サイトではLINE登録で手数料最大5,000円OFFのキャンペーンも実施しているので、さらにリーズナブルにサービスを利用したい場合はチェックしてみてください。

ファクタリング見直し本舗

ファクタリング見直し本舗
運営会社besus株式会社
ファクタリングの種類2社間・3社間
調達可能金額制限なし
手数料要見積もり
入金スピード最短即日
契約方法オンライン
公式サイトhttps://f-honpo.jp/

ファクタリング見直し本舗は、リピート率90%以上の人気が高い会社です。乗り換え手数料0円を掲げ、3,000社からの乗り換えを達成しています。条件が揃えば即日の入金も可能で、急な入用があった場合も安心して利用できます。各社における好条件が揃ったファクタリングサービスの提供にこだわっており、多くの業態でスムーズに利用できるのも魅力です。

また、低い手数料を採用しており低コストで利用できるのも嬉しいポイント。最低金額を設けていないため、小規模企業や個人事業主も少額から取引できます。オンライン完結スタイルなので、来店の手間や契約完了までの時間もかかりません。

メールとLINEで24時間問い合わせを受け付けているため、申請前にまずは相談・見積もりを依頼してみてください。

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
運営会社一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構
ファクタリングの種類2社間・3社間
調達可能金額制限なし
手数料要見積もり
入金スピード最短3時間
契約方法オンライン・対面・郵送
公式サイトhttps://chushokigyo-support.or.jp/

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構は、関東財務局長と関東経済産業局長の認定を獲得した経営革新等支援機関です。支援総額113億円、取引社数4,800社を誇る取引実績が豊富な一般社団法人であり、信頼性の高いサポート機構にこだわりたい場合に利用しやすいでしょう。

また、1.5%からの手数料と最速3時間の入金を実現しているのも嬉しいポイント。低コストでさらにスピーディーに資金を調達できる優良機関です。契約方法はオンライン・対面・郵送を採用しており、自社の条件に合わせて選べるのが特徴です。

PAYTODAY(ペイトゥディ)

PAYTODAY
運営会社Dual Life Partners株式会社
ファクタリングの種類2社
調達可能金額10万円〜上限なし
手数料1〜9.5%
入金スピード最短30分
契約方法オンライン
公式サイトhttps://paytoday.jp/

PAYTODAY(ペイトゥデイ)は、AIによるスピーディーな審査を取り入れたオンライン完結の会社です。条件によっては最速30分で入金まで完了するため、すぐにでも資金が必要な場合も利用できます。業界最低⽔準である1〜9.5%の手数料を採用しており、事務手数料も不要。なるべく低コストでファクタリングを利用したい場合にもおすすめです。

さらにPAYTODAYは、最⼤90⽇後の請求書の買取にも対応しているのがポイント。余裕を持ってファクタリングを利用できます。2契約携帯が2社間ファクタリングなので、取引先に通知される心配もありません。

えんナビ

えんナビ
運営会社株式会社インターテック
ファクタリングの種類2社間・3社間
調達可能金額50万円~5000万円
手数料5%〜
入金スピード最短1日
契約方法オンライン・郵送
公式サイトhttps://ennavi.tokyo/

えんナビは、取引金額を50万円から5000万円まで幅広く設定しているフレキシブルな会社です。24時間365日受付の迅速な対応で、契約から入金まで最速1日で完了します。土日祝日問わず利用できるため、

必要なタイミングでいつでも資金を調達できるのが嬉しいポイント。急な出費で資金繰りが悪化した場合も安心です。

また、業界最低水準の5%からの手数料を採用しており、コストを抑えた利用が可能。さらに顧客満足度が93%を超えており、高いリピート率を誇ります。ノンリコース契約を採用しているため、売掛先に問題が発生した場合も返還を負担する必要はありません。

飲食店でファクタリングを活用する際の注意点

ここからは、飲食店でファクタリングを活用する際に注意すべきポイントを紹介します。

  1. 手数料が発生する
  2. 支払いの間隔が開く可能性がある
  3. クレジットカード会社ごとの買取になる場合がある

以上のポイントに注意してファクタリングを活用しましょう。

手数料が発生する

ファクタリングを利用する場合は、1〜30%程度の手数料がかかるので注意しましょう。契約する形態によっては高くなるので、契約する前に手数料を確認するのがおすすめです。

  • 飲食店・ファクタリング会社の2社間ファクタリングの手数料相場:10〜30%
  • 飲食店・ファクタリング会社・売掛先の3社間ファクタリングの手数料相場:1〜9%

以上がファクタリングでかかる手数料の相場です。

また、2社間ファクタリングの手数料が高めなのは、売掛金の未回収が発生する可能性があるためです。2社間ファクタリングは売掛先が契約に参加していないため、ファクタリング会社は飲食店から送られる資料のみで売掛金を確認しなくてはなりません。

さらに、売掛金の送金も飲食店が自分で行うため、飲食店が売掛金を使い込んだり、持ち逃げしたりしてしまう可能性があります。これらのリスクを考慮し、2社間ファクタリングの手数料は高めに設定されています。

一方3社間ファクタリングは契約に売掛先が参加するので、売掛金が正確に確認できます。売掛金の送金も売掛先が行うため、売掛金未回収のリスクもありません。

支払いの間隔が開く可能性がある

2社間ファクタリングは、最短即日で素早く売掛債権を現金化できます。しかし、3社間ファクタリングを利用する場合は、支払いまでの間隔が開く可能性があります。

3社間ファクタリングは、ファクタリング会社が売掛先の承諾を得てから売掛債権の売却が成立するため、2社間ファクタリングよりも時間を要します。

間隔が開くことも考慮してファクタリングを利用し、余裕のある資金繰りを実現しましょう。

クレジットカード会社ごとの買取になる場合がある

ファクタリング会社の中には、クレジットカード会社ごとに売掛債権を買い取る会社もあります。

売掛債権の買取方法は会社ごとに異なるので、利用の申し込みを行う前にチェックしておきましょう。各会社の買取方法を事前によく確認し、希望とマッチする会社を見つけてみてください。

まとめ:飲食店の資金繰りならファクタリングを利用しよう

飲食店は、資金の安定した調達が難しい業種ですが、ファクタリングを活用すればスムーズな資金繰りが実現します。売掛債権の素早い現金化や債務超過リスクの回避など、さまざまなメリットがあるので、適度に利用することで資金に余裕が生まれます。

また、手数料や支払い間隔などの注意点もあるので、飲食店にマッチするファクタリング会社を選ぶのがおすすめです。

ぜひ本記事を参考に、ファクタリングの利用を検討している飲食店に適した会社を見つけてみましょう。まずは相見積もりを行い、じっくり検討してみてください。