コンカフェ経営には夢がある!開業時の3つのメリットや注意点を解説

「コンカフェを開業したい」

「コンカフェを経営すると儲かるの?」

上記のように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。昨今のコンカフェブームにより、「コンカフェ」開業には夢があると感じる人も少なくありません。

しかし、通常のカフェよりもメリットを享受しやすいコンカフェ開業ですが注意点もあります。

本記事ではコンカフェを開業して得られるメリットや、注意点を解説します。あらかじめ知っておくと便利なことばかりですので、コンカフェ開業を成功させるために知識を広げておきましょう。


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コンカフェとは「コンセプトカフェ」の略

そもそもコンカフェとは、「コンセプトカフェ」の略で、店舗独自のコンセプトや世界観やテーマが定まっているカフェを指します。以下は、コンカフェでよく見られるコンセプトです。

  • コスプレ系(メイド、アニメのキャラクターモチーフ、海賊コスチュームなど)
  • コラボ系(人気キャラクター、人気漫画、人気アニメとのコラボなど)
  • 動物系(猫、犬、鳥など)
  • 趣味系(世界観を押し出したボードゲーム、マジック、探偵など)

コンカフェはメイドカフェと混同されがちですが、メイドカフェ以外に世界観やテーマが定まっているカフェもコンカフェに含まれます。

人気キャラクターを前面に押し出したコンカフェは、内装からメニューまでキャラクターをモチーフにしたものを揃えています。また、動物系のコンカフェは、猫や犬などにテーマを絞って触れ合いながらお茶を飲めます。

コンカフェの種類も多岐に渡りますが、世界観やテーマが定まっていて、お店独自の特色を前面に押し出しているカフェをコンカフェと覚えておきましょう。

コンカフェを開業する3つのメリット

コンカフェには普通のカフェにはない開業するメリットが3つあります。

  • 集客力がある
  • スタッフを採用しやすい
  • 開業資金を抑えられる

以下でそれぞれ詳しく解説します。

①集客力がある

コンカフェにすることでそのコンセプトが好きな人に対しての集客がしやすく、通常のカフェより集客が見込めるのが大きなメリットです。

コンカフェは既にテーマや世界観が確立されているので、ある一定の層に刺さるお店を作れます。

特に趣味に没頭しやすい若年層は熱狂的なファンになってくれるでしょう。そのため、趣味仲間と一緒に来店したり、カフェに行く際には頻繁に利用したりということでリピート率が高くなる傾向にあります。

②スタッフを採用しやすい

通常の飲食店だと募集をかけてもなかなか求人が集まらない場合も多いですが、コンカフェの場合はアルバイト募集がないか問い合わせが多くあるほど人気です。普通のカフェで働くよりも自分が好きなコンセプトにあったコンカフェで働きたいという女性が多くいるからでしょう。

飲食店を運営するにあたって、人手不足は深刻な問題です。コンカフェの場合はスタッフ採用が比較的スムーズに行えるというメリットがあるため、スタッフ数で悩まされることが少ないでしょう。

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③開業資金を抑えられる

コンカフェは、キャバクラやラウンジを開業するよりも開業資金を大幅に抑えられます。

キャバクラ・ラウンジの場合は物件の広さをある程度確保しなければならなかったり、内装費用が高額になったり、人件費が通常の飲食店よりもかかったりと、開業時に資金がかかります。

コンカフェの場合は高級感のある内装にする必要はなく、人件費もキャバクラと比較すると抑えられます。居抜き物件を使用すれば更に開業にかかる費用を抑えることが可能です。キャバクラとコンカフェは似ている部分も多くあるので、キャバクラ出店を検討していた場合はコンカフェとしてコンセプトを変えてもよいでしょう。

コンカフェ開業は他の飲食店やカフェを開業する時にはないメリットがあります。

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コンカフェを開業するために大切なのはコンセプト作り

コンカフェを開業する上で最も重要なのはコンセプト作りです。

コンセプトがぶれていたり、統一感がなかったりすると、中途半端な印象を与えてしまいコンカフェとして軌道にのせる事が難しくなります。

また、コンセプトを決めたとしてもターゲットはどの層なのか、どの程度の需要があるのかを調査するようにしましょう。いくら明確なコンセプトを打ち出しても需要がなければ集客に行き詰まります。

  • コスプレ系(メイド、アニメのキャラクターモチーフ、海賊コスチュームなど)
  • コラボ系(人気キャラクター、人気漫画、人気アニメとのコラボなど)
  • 動物系(猫、犬、鳥など)
  • 趣味系(世界観を押し出したボードゲーム、マジック、探偵など)

コンセプト設定は幅広くさまざまです。例えば、「犬カフェ」をする場合は犬種を絞ってみる、ボートゲームカフェにする場合は国や地域を統一してみるなど、よりコンセプトを絞り込んでいくのも明確なメッセージを打ち出すことができるのでおすすめです。

コンカフェ開業の流れ・準備期間・やるべきこと

コンカフェを開業するには、約1年間の準備期間が必要です。以下のような開業の流れで開業準備をしましょう。

  1. お店のコンセプトを決める・・・開業12ヶ月前
  2. 事業計画を立てる・・・開業11ヶ月前
  3. 物件探しをする・・・開業8ヶ月前
  4. 資金調達をする・・・開業5ヶ月前
  5. 実店舗の準備をする・・・開業4ヶ月前~2ヶ月前
  6. 各種届出・手続きをする・・・開業1ヶ月前
  7. スタッフの採用・教育を行う・・・開業1ヶ月前
  8. 宣伝活動をする・・・開業2週間前
  9. マニュアルを作成する・・・開業2週間前
  10. プレオープン・・・開業1週間前
  11. 開業

コンカフェの開業前にまずは、お店のコンセプトを決めましょう。後で解説する「コンカフェ開業の注意点」にあるように、コンセプトがはっきりしていないと後々大きな損失となってしまうような事が起こる可能性もあります。

そして、決めたコンセプトがぶれないように事業計画を立て、物件探しを行いましょう。物件探しは適当に決めてしまうと、固定費や設備で後々後悔するケースがよく見られるため、できるだけ早めに取り組むのがおすすめです。

開業5ヶ月前になれば、開業資金調達のために金融機関へ相談に行く場合があります。その際に事業計画を伝えることになるので、明確にイメージができる内容を作り込んでおきましょう。

その後は実店舗に関する準備に忙しくなります。いくらコンセプトが決まっているといってもカフェを経営することになるので、飲食店としてスムーズにオーダーを受けて提供できるようなマニュアル作成をする必要もあります。

また、宣伝活動をしなければ素敵なコンセプトを持っているコンカフェであってもなかなか集客が難しいでしょう。SNSを活用するなどして、オープンまで積極的に宣伝活動を行いましょう。

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コンカフェを開業する際に気をつけるべき3つの注意点

開業のメリットが多いコンカフェですが、注意点あり、以下の通りです

  • メイドカフェを始めるときは風俗営業の申請が必要
  • 風俗営業許可が取れない地域がある
  • テナントの入居審査が通りにくい

それぞれ順番に解説します。

①メイドカフェを始めるときは風俗営業の申請が必要

コンカフェを運営する場合、飲食店営業許可申請のみでもいいと思われています。しかし、コンカフェの中でもメイドカフェを運営する場合、風俗営業の申請も必要になる場合があります。

風俗営業申請とは、スナック、パブ、クラブ、キャバクラなどお客様に接待をする場合に必要となる許可証です。スタッフがメイドの格好をして飲み物や食事を運ぶ提供をしているだけであれば飲食店営業許可申請のみでもよいでしょう。

メイドの格好をして「接待行為」をしている場合では風俗営業の申請が必要です。横に座って話をするのは接待にあたります。メイドカフェは接待も伴っている店舗が多いため、風俗営業の申請をする必要です。申請をせずに後から指摘されると後々大きな損失となるので、しっかりとコンセプトを決め、必要であれば申請を行いましょう。

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②風俗営業許可が取れない地域がある

メイドカフェのコンセプトから風俗営業の申請をしようとした所、取得予定の物件では風俗営業の許可がおりない地域だったというケースも多くあります。

物件を契約した後に許可が取れない地域だったということが判明すると、コンカフェのコンセプトを変えなければいけないという大きな損失が発生します。

メイドカフェのような接待行為を伴うコンカフェを開業しようと考えている場合には、物件取得時から風俗営業申請を行える地域がどうかの確認を行いましょう。

③テナントの入居審査が通りにくい

コンカフェを開業したいと物件取得を検討し始めると、思っていた以上に入居の審査が通りにくい事態に直面します。

メイド喫茶だと家主が不安感を抱いて断るケースが多いです。また、動物を扱うカフェの場合、汚れや傷、匂いなどを理由に入居を拒否されることもあります。

開業8ヶ月ほど前から物件探しを始めることになりますが、思った以上に進捗が悪い場合もあるので、コンセプトが決まったらきるだけ早めに動き始めましょう。

コンカフェを開業する際によくあるQ&A

最後にコンカフェを開業する際によくあるQ&Aについてお答えします。以下の通りです。

  1. コンカフェの売上目安はどのくらい?
  2. コンカフェ経営の初期費用は?
  3. コンカフェオーナーの年収はいくら?

コンカフェは、最近トレンドにもなっており、人気の業態です。これからコンカフェ開業を検討している方が抱きやすいよくある疑問について順番に見ていきましょう。

コンカフェの売上目安はどのくらい?

コンカフェの売上は店舗によりますが、約150万円〜500万程度でしょう。コンカフェの売上具体例は以下の通りです。

売上500万円の事例
  • 客単価:1.2万円
  • 平日:10人×20日×1.2万円=240万
  • 休日:25人×10日×1.2万円=300万
  • 合計=540万

※平日の顧客数:10人、休日25人で計算

売上250万の事例
  • 客単価:6,000円
  • 平日:10人×20日×6,000円=120万
  • 休日:25人×10日×6,000円=150万
  • 合計=270万

※平日の顧客数:10人、休日25人で計算

売上150万の事例
  • 客単価:4,000円
  • 平日:10人×20日×4,000円=70万
  • 休日:25人×10日×4,000円=87.5万
  • 合計=157.5万

※平日の顧客数:10人、休日25人で計算

利益率は10%〜40%程度になるため、仮に150万円の売上で利益率25%とすると、37.5万円程度が利益になります。

店舗を展開するエリアや客単価、集客方法などによって売上は変わりますが、軌道に乗れば、ある程度の利益を出すことができるでしょう。

コンカフェ経営の初期費用は?

コンカフェ経営の初期費用は300万円〜1000万円程度と見ておきましょう。コンカフェの初期費用で必要な項目は以下の通りです。

  • 敷金礼金
  • 仲介手数料
  • 内装工事費
  • 設備工事費
  • 家具/什器/消耗品等の費用
  • 軌道に乗るまでの運転資金

もちろん、出店する物件の面積や敷金/礼金、工事費用、家具、など、オーナーによって必要になる金額は変わります。

これからコンカフェ開業を検討している方は、事前に必要な資金をシミュレーションしておきましょう。

コンカフェオーナーの年収はいくら?

コンカフェオーナーの年収は400万〜1000万円以上でしょう。飲食店オーナーの平均年収は600万円程度とされています。

確定でこの金額を稼げるという訳ではありませんが、コンカフェを経営すると、利益率10%〜40%と他の飲食店と比べ高いため、売上を出せれば、オーナーの年収も変わるでしょう。

飲食店経営者の平均年収は約600万円|年収別に稼ぐ方法や年収を上げる方法も解説!

コンセプトを決めてコンカフェを開業しよう

コンカフェを開業する場合、しっかりと定まったコンセプト決めが重要だということがわかりました。そうすることで、通常のカフェでは得られないメリットを多く享受することができます。

その反面、物件取得場所に注意する必要があったり、飲食店営業許可申請だけでなく風俗営業の申請もしなければいけないケースもあるので注意が必要です。

注意点に気をつけつつ、コンカフェ開業を成功させましょう。


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