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アメックスは3種類の法人カードを発行しています。アメックスの法人カードはステータス性が高く特典も手厚いため、所有したいと考える法人経営者や個人事業主も多いでしょう。
本記事では、アメックスの法人カード3種類について、それぞれの特徴を徹底解説します。ビジネスカードを利用するメリット・デメリットなども解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
アメックスの法人カードは3種類
アメックスの法人カードには、通常カードからプラチナカードまで、3種類のカードがあります。それぞれ年会費や特典内容、さらには材質まで異なるので、ご自身に合ったカードを選択するのが良いでしょう。
アメックスの法人カードは、以下の3種類です。
- アメリカンエキスプレスビジネスカード
- アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカード
- アメリカンエキスプレスビジネスプラチナカード
これ以降の項目では、上記3種類の法人カードについてそれぞれ解説します。カードごとの特徴を知りたい方は、参考にしてください。
アメリカンエキスプレスビジネスカード
カード名 | アメリカンエキスプレスビジネスカード |
年会費 | 年会費:13,200円(税込) 追加カード:6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 0.50% |
発行スピード | 通常、申し込みから3週間程度 |
個人事業主対応可否 | 〇 |
ポイント名 | メンバーシップ・リワード®・ポイント |
アメリカンエキスプレスビジネスカードは、アメックス発行の法人カードとしては最も年会費が低く、利用しやすいカードです。会計ソフトとの連携や、主張関連のサービス、追加カードの利用限度額設定機能など、法人に便利な機能を数多く搭載しています。
企業情報や入札・落札公告情報、新聞・雑誌記事などを調べられる「G-Search」の無料利用権や、国内外20万ヶ所以上の施設で優待を受けられる福利厚生プログラムなども、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードの魅力です。公私ともに充実した生活を送るために、役立つカードでしょう。
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカード
カード名 | アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカード |
年会費 | 年会費:36,300円(税込) 追加カード:1 枚13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.50% |
発行スピード | 通常、申し込みから3週間程度 |
個人事業主対応可否 | 〇 |
ポイント名 | メンバーシップ・リワード®・ポイント |
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードは、より手厚い特典が魅力の法人カードです。全国300ヶ所以上のシェアオフィスやコワーキングスペースを優待価格で利用できる「OFFICE PASS」や、社労士・税理士・弁護士などの紹介サービス、健康管理に関する電話相談など、さまざまな特典が用意されています。
保険関係では、旅行傷害保険が最高1億円まで補償され、海外出張が多い方にも心強いカードです。ゴルフ関連サービスや観光ラウンジ、ワインクラブなどの特典もあり、接待が多い方にも嬉しい特典が多数付いています。
アメリカンエキスプレスビジネスプラチナカード
カード名 | アメリカンエキスプレスビジネスプラチナカード |
年会費 | 年会費:143,000 円(税込) 追加カード:4 枚まで無料、 5枚目以上は1 枚13,200 円(税込) ※追加ビジネス・プラチナ・カードは 最大4枚発行可能 5枚目以降はビジネス・ゴールド・カード にて発行。 |
ポイント還元率 | 0.50% |
発行スピード | 通常、申し込みから3週間程度 |
個人事業主対応可否 | 〇 |
ポイント名 | メンバーシップ・リワード®・ポイント |
アメリカンエキスプレスビジネスプラチナカードは、アメックス発行の法人カードとしては最高峰のものです。最高1億円の海外旅行傷害保険に加え、最高5,000万円の国内旅行傷害保険、最高6,000万円の国内航空遅延費用など、手厚い保険が魅力のカードと言えます。
さらに、国内外1,200ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」も利用可能です。オンラインショッピング補償や購入品の破損・盗難補償、返品補償などもあるため、あらゆるシーンで安心して利用できるカードでしょう。
アメックスの法人カードを発行する4つのメリット
アメックスの法人カードは年会費が高いですが、その分さまざまなメリットがあります。前述したようなステータス性の高さに加えて、以下のようなメリットもあり、ぜひ多くの方に発行していただきたい法人カードです。
- ポイントが貯まりやすい
- 出張や旅行サービスは充実
- 旅行保険が充実
- ビジネスシーンで魅力的なサービス多め
以下では、上記4つの発行メリットについて解説します。アメックスの法人カードを発行するか迷っている方は、以下の内容を参考にしてください。
ポイントが貯まりやすい
アメックスの法人カードは、100円につき1円のポイントが貯まります。大きな金額でも100円単位でポイントがつくため、ポイントが貯まりやすいでしょう。例えば、JCBカード法人カードは1,000円につき1ポイントのため、こうした法人カードよりもポイントが効率よく貯まります。
また、アメックスの法人カードは「ボーナスポイント・パートナーズ」という制度があり、加盟店を利用すると100円につき最大10ポイントが付与されます
出張や旅行サービスは充実
アメックスの法人カードは、出張や旅行サービスが非常に充実しています。旅行保険だけでなく、空港ラウンジの利用権、荷物の宅配サービス、国内線の法人専用運賃が利用できるなど、国内外で利用できる豊富なサービスが魅力です。
アメリカンエキスプレス ビジネスカード | アメリカンエキスプレス ビジネスゴールドカード | アメリカンエキスプレス ビジネスプラチナカード | |
---|---|---|---|
旅行・出張 関連サービス | 【国内旅行傷害保険】 最高5,000万円 【海外旅行傷害保険】 最高5,000万円 【国内線法人専用運賃】 アメリカン・エキスプレス JALオンライン 【空港ラウンジ】 国内外29空港ラウンジ 利用可能 ※同伴者1名まで無料 | 【国内旅行傷害保険】 最高1億円 【海外旅行傷害保険】 最高5,000万円 【国内線法人専用運賃】 アメリカン・エキスプレス JALオンライン 【空港ラウンジ】 国内外29空港ラウンジ 利用可能 ※同伴者1名まで無料 【手荷物宅配】 会員1名につき1個 駅からホテルへ手荷物を配送 【シェアオフィス】 全国300ヶ所以上のシェアオフィスやコワーキングスペースが最大10%オフで利用可能 | 【海外旅行傷害保険】 最高1億円 【国内旅行傷害保険】 最高5,000万円 【国内航空機遅延費用】 最高6,000万円 【キャンセル・プロテクション】 年間最高50万円 【カード・アシスト】 国内外で、レストラン予約や医療機関の照会などを日本語でサポート 【空港ラウンジ】 世界1,200 ヶ所以上の空港ラウンジ 【空港ラウンジ2】 同伴者1名まで無料利用 【手荷物宅配】 会員1名につき2個 空港・自宅間を無料宅配 【ホテル宅配】 駅からホテルへの手荷物宅配 【シェアオフィス】 全国300ヶ所以上のシェアオフィスやコワーキングスペースが最大10%オフで利用可能 |
さらに、ゴールドカードとプラチナカードでは、国内300ヶ所以上のシェアオフィスやコワーキングスペースが最大10%オフで利用できる「OFFICE PASS」が付帯します。これらの特典を利用すれば、出張先でも快適に仕事ができるでしょう。
空港ラウンジも利用できる
アメックスの法人カードは、全カードに空港ラウンジ利用権が付いています。通常カードとゴールドカードでは、国内外29ヶ所の空港ラウンジが利用でき、同伴者も1名まで無料で利用可能です。
アメリカンエキスプレス ビジネスカード | アメリカンエキスプレス ビジネスゴールドカード | アメリカンエキスプレス ビジネスプラチナカード | |
---|---|---|---|
旅行・出張 関連サービス | 【空港ラウンジ】 国内外29空港ラウンジ 利用可能 ※同伴者1名まで無料 | 【空港ラウンジ】 国内外29空港ラウンジ 利用可能 ※同伴者1名まで無料 | 【空港ラウンジ】 世界1,200 ヶ所以上の空港ラウンジ (プライオリティ・パス) 【空港ラウンジ2】 国内外29空港ラウンジ 同伴者1名まで無料利用 |
プラチナカードでは、上記空港ラウンジに加えて、プライオリティ・パス対象の国内外1,200ヶ所以上の空港ラウンジも利用可能です。海外出張が多い方は、プラチナカードを利用するのが良いでしょう。
旅行保険が充実
旅行保険が充実しているのも、アメックス法人カードの特徴です。通常カードでも最高5,000万円の国内外旅行傷害保険が付帯し、出張が多い方にとても魅力的でしょう。
アメリカンエキスプレス ビジネスカード | アメリカンエキスプレス ビジネスゴールドカード | アメリカンエキスプレス ビジネスプラチナカード | |
---|---|---|---|
旅行保険 | 【国内旅行傷害保険】 最高5,000万円 【海外旅行傷害保険】 最高5,000万円 | 【国内旅行傷害保険】 最高1億円 【海外旅行傷害保険】 最高5,000万円 | 【海外旅行傷害保険】 最高1億円 【国内旅行傷害保険】 最高5,000万円 【国内航空機遅延費用】 最高6,000万円 【キャンセル・プロテクション】 年間最高50万円 |
ゴールドカードであれば、最高1億円の国内旅行傷害保険と最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。プラチナカードは、旅行傷害保険に加えて航空機遅延費用の補償や、出張取りやめとなった時のためのキャンセル・プロテクションなど、さらに手厚い保険が付帯するのが魅力です。
ビジネスシーンで魅力的なサービス多め
会計ソフト「freee会計」との連携や、レストラン・ホテルなどの優待サービスなど、ビジネスシーンで役立つサービスが多いのも、アメックス法人カードの特徴でしょう。会計ソフト連携を利用すれば、経理作業の負担を軽減できます。
アメリカンエキスプレス ビジネスカード | アメリカンエキスプレス ビジネスゴールドカード | アメリカンエキスプレス ビジネスプラチナカード | |
---|---|---|---|
ビジネスシーンで 魅力的なサービス | 【会計ソフト連携】 freee会計 【福利厚生プログラム】 国内外20万ヶ所以上が割引 | 【会計ソフト連携】 freee会計 【福利厚生プログラム】 国内外20万ヶ所以上が割引 【ゴルフ関連サービス】 提携ゴルフ場の無料手配など 【観光ラウンジ】 京都特別観光ラウンジ 【ワイン関連サービス】 おすすめワインの紹介・提供など | 【会計ソフト連携】 freee会計 【福利厚生プログラム】 国内外20万ヶ所以上が割引 【助成金関連】 補助金・助成金検索サービス 【パソコン関連】 DELL Technologies 優待 【レストラン関連】 全国約150のレストランで 2名以上のコース料理を 利用した場合、1名分無料 【コンシェルジュ】 24時間、出張や接待の手配等を 電話でサポート 【健康管理】 健康や医療に関する電話相談、 医療機関の電話案内など 【ホテル優待】 提携ホテルの割引、 アップグレードなど |
上位カードではゴルフ関連サービス、観光ラウンジ、ワイン関連サービス、ホテル優待、レストラン優待なども付帯します。ワンランク上の接待をしたい場合にも、役立つ法人カードでしょう。
アメックスの法人カードを発行する2つのデメリット
アメックスの法人カードは、多くのデメリットがある一方で、デメリットもあります。特に以下のようなデメリットを知らないと、思ったように使いこなせない可能性が高いため、注意しましょう。
- 年会費が高め
- ポイント還元率があまり高くない
以下では、上記2つのデメリットについて詳しく解説します。これからアメックスの法人カードを申し込む方は、手続き前にぜひご覧ください。
年会費が高め
アメックスの法人カードは、年会費が比較的高額です。アメックス法人カードの年会費を一覧にまとめると、以下のようになります。
アメリカンエキスプレス ビジネスカード | アメリカンエキスプレス ビジネスゴールドカード | アメリカンエキスプレス ビジネスプラチナカード | |
---|---|---|---|
年会費 | 年会費:13,200円(税込) 追加カード:6,600円(税込) | 年会費:36,300円(税込) 追加カード:1 枚13,200円(税込) | 年会費:143,000 円(税込) 追加カード:4 枚まで無料、 5枚目以上:1 枚13,200 円(税込) |
法人カードの多くは、年会費が無料〜5,000円前後で設定されています。そうした法人カードと比べると、アメックスの法人カードの年会費はかなり高額と言えるでしょう。
もし、長く低コストで利用したい、固定コストをなるべく増やしたくないという方であれば、アメックス意外の法人カードも検討した方が良いでしょう。
還元率があまり高くない
アメックスは「100円=1ポイント」でポイントが貯まりますが、1ポイントごとの還元率があまり高くなく、トータルとしてお得度は低くなりがちです。マイル還元であれば「100円=1pt=0.5マイル(0.5%)」、楽天ポイントであれば「100円=1pt=0.3pt(0.3%」と、還元率があまり高くないのです。
ポイント還元率が高くなる優待サービスや提携店舗などもありますが、対象店舗のみで利用をするのも非現実的です。そのため、還元率を重視するのであれば、ほかのカードも検討する必要があるでしょう。
アメックスの法人カードは設立1年目にもおすすめのカード
アメックスの法人カードは、設立1年目の法人でも発行が可能です。企業年数が短い企業は、信用度から発行できない法人カードも多い中、設立間もない法人でも発行できるのは嬉しいポイントでしょう。
また、個人事業主でもアメックスの法人カードを発行できます。アメックスはステータス性の高い国際ブランドのため、社会的な信用度を高めたいと考えている法人経営者や個人事業主にぴったりの法人カードです。
アメックス法人カードの申し込み方法
アメックスの法人カードは、個人カードと同様に審査があります。また、法人カードの場合は企業に関する書類の提出も必要です。以下にアメックス法人カードの申し込み方法をまとめましたので、ご覧ください。
- ネット申し込み画面で、氏名・住所・生年月日・所得・事業内容・売上等を入力
- 【法人】本人確認書類と、商業登記簿謄本か登記事項証明を提出
- 【個人事業主】本人確認書類を提出
- カードの発行、郵送
上記の通り、個人カードと異なり「企業売上」「事業内容」を審査申し込みフォームに入力する必要があります。また、法人と個人事業主で必要書類が異なりますので、申し込み前に用意しておくと良いでしょう。
アメックス法人カードのよくあるQ&A
アメックスに限らず、法人カードは社会人でも発行したことの無い方が多く、発行に際してはさまざまな疑問が生じます。「そもそも法人カードって何?」「審査は厳しくないの?」など、多くの疑問や不安を感じる方もいるでしょう。
- 個人カードと法人カードの違いは?
- ビジネスカードとコーポレートカードの違いは?
- アメックス法人カードの審査基準は?
- 締め日・引き落とし日は?
以下の項目では、上記4つのよくある疑問について解説します。法人カードがよく分からない方や、アメックスの法人カードをより深く知りたい方は、ぜひご覧ください。
個人カードと法人カードの違いは?
個人カードと法人カードの違いは、法人口座が支払い口座に指定できるかどうか、そして会計ソフトとの連携や法人向け優待が付帯するかどうかです。法人口座を支払い口座として指定できるメリットは、資金管理が行いやすくなる点でしょう。
また、アメックス法人カードの場合は「freee会計」という会計ソフトと連携でき、経理作業を効率化できるのも魅力です。シェアオフィス優待や福利厚生プログラムなどもあり、ビジネスシーンだけでなくプライベートも充実するような特典が数多くあるのも、アメックス法人カードの特徴と言えます。
ビジネスカードとコーポレートカードの違いは?
ビジネスカードとコーポレートカードの違いは、対象としている起業の規模です。ビジネスカードは中小企業や個人事業主を対象としているのに対して、コーポレートカードは大企業を対象としています。
ただし、機能面に大きな違いがない場合も多く、大企業だから必ずコーポレートカードでなくてはいけない、といったルールもありません。しかし、ビジネスカードは追加カードの枚数制限がある場合もあるため、使用者数が20名を超える場合は、枚数制限のないカードを選ぶようにしましょう。
アメックス法人カードの審査基準は?
アメックス法人カードの審査基準には「業績や事業年数」や「申込者の信用情報」などがあります。会社の信用度と申込者の信用度どちらも審査をして、総合的に判断されるでしょう。
業績が悪い場合や、起業してから間もない場合、申込者自身がローンの滞納や自己破産の経験がある場合は、審査に落ちてしまう可能性が高まります。逆に、業績や申込者の信用情報に問題がなければ、審査に通過する可能性が高いでしょう。
締め日・引き落とし日は?
アメックス法人カードの締め日と引き落とし日は、指定した口座によって異なります。
- 締め日:20日前後→支払い日:翌月10日
- 締め日:1日前後→支払い日:同月21日
- 締め日:5日前後→支払い日:同月26日
ご自身の締め日と引き落とし日に関しては、利用明細やオンライン・サービス(会員ページ)で確認できます。オンライン・サービスで確認する場合は、『ご請求金額』の右側『最近のご利用』の下をご覧ください。
まとめ
アメックスの法人カードは、ステータス性が高いだけで無く、ビジネスシーンや私生活で活用できる特典が豊富なカードです。旅行傷害保険も手厚く、出張が多い方にもおすすめできるでしょう。
年会費や還元率などの面でデメリットはありますが、それ以上に魅力の多い法人カードです。ビジネスシーンをよい快適にしたい方、ワンランク上の接待をしたい方は、ぜひ発行をご検討ください。
- アメックスの法人カードには、通常・ゴールド・プラチナの3種類がある
- ポイント還元率や、手厚い保険、出張・旅行で役立つサービスなど、手厚い特典が魅力
- 接待で活用できるサービスや、シェアオフィス優待などもあり、ビジネスシーンをより快適にできる
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