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飲食店における、宅配の売上は年々増加しています。
ICT調べ(*1)では、2023年のフードデリバリーサービスの市場規模は6821億円と、2018年に比べると約2倍もの成長を遂げる見込みです。
また、3604人を対象に行われたアンケートによると、フードデリバリーを「利用したことがある」と答えた人は全体の32.3%、さらに「今後利用してみたい」と答えた人は47.4%に及んでいます。
これらのデータから見ても、料理の宅配は、飲食店の継続や売上アップには、欠かせない施策になりつつあります。
そこで、フードデリバリーサービスの始め方と上手な活用法を、ご紹介します。
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主なデリバリーサービス Uber Eats・出前館・Wolt・menu の特徴
宅配の注文受付を代行してくれて、配達までしてくれる、便利なデリバリーサービスはたくさんあります。
まずは、とくに利用数が多く、全国展開している「Uber Eats」「出前館」「Wolt」「menu」の特徴を見てみましょう。
Uber Eats | 出前館 | Wolt | menu | |
店舗数 | 150,000店舗以上 | 100,000店舗以上 | 2,700店舗以上 | 53,000店舗以上 |
送料 | 50円~ | 無料~420円 | お店から ・1.5km圏内は99円 ・2.5km圏内は199円 ・4km圏内は299円 | 300円〜 |
配達スタッフ | 業務委託配達員 | ・店舗スタッフ ・出前館アルバイト ・業務委託配達員 | ||
手数料 | なし | 現金払いの場合110円 | なし | なし |
エリア | 全国の主要市町村 | 全国の市町村広域 | 全国の都心エリア | 全国の主な都市 |
配達圏内 | 注文場所から約5~6km | 注文場所から約3km | 注文場所から約1.7km | 注文場所から約6km |
サービス料 | 代金の10% (上限350円) | なし | なし | なし |
少額注文手数料 | 700円未満で 150円 | 800円未満で 330円 | 店舗で設定された 最低注文金額を下回る 場合は差額分を請求 | 1000円未満で 150円 |
飲食店 サービス利用料 | 35% | 最大43% | 30%+消費税 | 35% |
以上のように、店舗数や送料・サービス料・少額注文手数料などそれぞれ違いがあります。
飲食店側が支払わなければならないサービス利用料は出前館のみ最大43%と大きくなっていますが、配達スタッフの質や地域密着の安定した配達には定評があります。
どのサービスにも一長一短あり、「何を基準にするべきか」「どのサービスから始めればいいのか」、迷ってしまう飲食店は少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、複数利用です。
複数サービスを活用する飲食店が約75%
2022年8月時点、日本国内で稼働しているデリバリーサービスは60種類以上あるとされています。
全国展開しているものだけでなく、地方や地域によって密着型のサービスも多数登場。利用者が複数のアプリを使いわけるのは当たり前の時代になりました。
そこで、飲食店でも複数サービスを活用するお店が増えています。
複数のフードデリバリーサービスを一元管理することができるシステム「Camel」が実施した調査によると、「Uber Eats」「出前館」「Wolt」「menu」など2種類〜3種類を利用する飲食店は42.4%となっています。
さらに、4種類〜5種類、6種類以上というお店もそれぞれ15%以上という結果に。約75%もの、フードデリバリーサービスを利用している飲食店が複数サービスを活用しているということです。
このように複数サービスを利用することが一般化するなか、大きな課題として注文管理や売上管理の不便さがありました。それを解決したのが、一元管理システムです。
一元管理システムを導入すれば、注文や売上の管理のみならず、メニュー変更や品切れ設定を一括で行うことができるため、複数のデリバリーサービスをそれぞれ管理する必要がありません。
デリバリーサービスごとの分析はもちろん、多店舗展開のお店にも対応しているシステムが多いので、総合的に目標や計画を立てることができ、複数名による利用もスムーズです。
主な一元管理システムとして「Camel」「Ordee」「orderly」「hubster」「delico」などがあります。
フードデリバリーサービス同様に、それぞれ少しずつ実装されている機能が違います。なかでも「Camel」のようにPOSレジやレシートプリンターとも連携可能しているシステムがおすすめです。OES連携(オーダーエントリーシステム連携)ができるシステムもあり、店舗オペレーションミスも最小限に抑えられます。
複数利用を見越して、フードデリバリーサービスを始めよう
まだフードデリバリーを取り入れていない飲食店であれば、まずは1つのサービスから始めてみたいというところも多いのではないでしょうか。
そんな場合でも、最初から一元管理システムを導入することはおすすめです。
とくに最初に扱うデリバリーサービスとしては、「Uber Eats」が始めやすいと言われています。数あるサービスのなかでも、アプリ利用者数トップを誇りつづける「Uber Eats」は、使いやすさ、加盟店の多さ、利用可能エリアの広さなどに定評があります。
まずは「Uber Eats」からスタートするとします。その場合でも「Uber Eats」の運用に慣れると、すぐに新たなフードデリバリーサービスの導入を検討する飲食店が多いのは、前述した複数サービスを活用する飲食店が約75%あることから明らかです。
新たなシステムを使い慣れるためのタイムロスを防ぐために、「Uber Eats」だけを利用する最初の段階から一元管理システムを導入すると、2つ3つと利用サービスが増えても、管理・操作方法を覚え直す必要がなく、スムーズに運用をつづけることができます。
一元管理システムのなかでも「Camel」は「Uber Eats」において、多くの機能連携が完了しています。「Camel」と同じく注目を集める一元管理システム「Ordee」と比較しても、できる設定が多いのが特徴です。
では、それぞれの宅配サービスの利用登録や申込方法については、どのような手順が必要なのでしょうか。今回は、全国展開している主要な4つのサービス「Uber Eats」「出前館」「Wolt」「menu」の始め方を見てみましょう。
ウェブサイトから3 ステップで開始することができます。
店舗情報を登録→メニューをアップロード→レストラン用ダッシュボードにアクセスしてサービスを開始という点順です。
Uber Eats公式サイト
https://merchants.ubereats.com/jp/ja/s/signup/
資料請求から始める必要があります。まずは公式サイトにアクセスし、資料請求ボタンから資料を取り寄せてください。その後、メールで出店用資料と申込に必要な契約書一式が送られてきます。
次に、店舗ページ制作の資料を準備します。
- 店舗基本情報
- 店舗ロゴ画像( 300pix × 300pix 推奨)
- メニュー表(サイドメニュー含め、10アイテム以上)
- メニュー画像(正方形( 1,280pix × 1,280pix 推奨))
- 営業許可証
- 配達エリア(店舗で配達の場合のみ)
- 酒類販売業免許(酒類販売の場合のみ)
などが必要です。
その次に、準備したタブレットに出前館アプリのインストールし、ログイン。店舗をページ完成させ、受注アプリを使った注文データ確認を実施。その後、店舗やお料理の掲載が始まります。
出前館公式サイト
https://corporate.demae-can.com/restaurant/
公式サイトでの問い合わせからスタートします。入力自体は3分程度。入力した情報が確認されたら、Woltから手続き方法が指示されます。
Wolt公式サイト
掲載申込からスタートします。フォームに、必要事項を入力し、IDとパスワードを設定します。
申込確認がされたら、メールアドレスに管理画面が送られてくるのでログイン。掲載内容や料理写真を設定します。
準備したタブレットに店舗アプリをダウンロードし、管理画面で操作します。
menu公式サイト
このようなフードデリバリーサービスが増え、宅配が一般化したなかで、確実に売上につなげるために、ぜひ複数サービスの活用と一元管理システムの導入を検討してください。
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(*1)「2021年 フードデリバリーサービス利用動向調査」ICT総研
https://ictr.co.jp/report/20210405.html/
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