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集客手段の1つとしてLINE公式アカウントを運営する店舗が増えてきましたが、予約についてはまだ今まで通り電話やホームページで受け付けているというお店も少なくないのではないでしょうか。
しかし、実は予約もLINE連携予約システムを用いて便利に行うことができるのです。この記事では、以下の点について詳しく解説しています。
- LINE連携予約システムの機能およびメリットとデメリット
- LINE公式アカウント(旧LINE@)とLINEミニアプリでの予約について
- その他予約システムとの比較
ぜひ、予約システムへのLINEの活用を検討してみてください。
LINE連携予約システムとは
LINE連携予約システムとは、LINE公式アカウントと連携し、メッセージやチャットを通じて予約の受付を行うシステムのことです。
LINE連携予約システムを利用することで、電話や対面での予約に比べてユーザーが利用するハードルが下がり、店舗側も予約管理がしやすくなるという特徴があります。
LINE連携予約システムの機能
LINE連携予約システムには、主に次のような機能があります。
- 予約管理
- チャット
- スタッフ管理
- メニュー管理
- 顧客管理
- 決済管理
それぞれ見ていきましょう。
機能①:予約管理
予約管理機能では、予約や変更、キャンセルの受付が自動でできます。これにより、従来電話で行っていたために営業中に電話を取り損ねるといったことがなくなります。また、予約をカレンダー機能で一覧できることによって予約の管理がしやすくなります。
さらに、電話で受けた内容を伝え忘れるということがなくなりスケジュール管理も容易になるため、安心して店舗を運営することができます。
機能②:チャット
店舗と顧客が直接やりとりできるチャットは、双方にとって非常に便利です。店舗側は予約受付を効率化でき、チャットを通じたリマインドの送信や、定期的なクーポンの配信も行うことが可能です。
また、顧客はチャットで気軽に予約や変更、キャンセルの希望を店舗に伝えることができるため、電話する手間がなくなる分利用しやすくなります。
機能③:スタッフ管理
カレンダー機能で予約を一括管理することによって、予約が自動的に振り分けられ、時間ごとのスタッフのシフト管理もしやすくなります。また、美容室やサロンの場合、スタッフの指名が入ったとき予約に応じて柔軟にシフトを組むことが可能です。
機能④:メニュー管理
LINE公式アカウントでは、プロフィール画面に様々な情報を掲載できるため、ホームページの代用として使うことができます。
また、LINE公式アカウントではショップカードを作ることができるため、リピーターの増加も期待できるでしょう。
機能⑤:顧客管理
予約システムを通じて予約を行うことによって、顧客データの収集ができるようになります。
これらのデータを分析することで、顧客層に合わせた集客および販促活動の実施やキャンペーン実施などの検討に生かすことも可能でしょう。
機能⑥:決済管理
LINE Payなどの決済システムと連携することで、支払い管理も自動で行うことができるため、月額課金制のサブスクリプションサービスにも使い勝手の良い機能といえます。
LINE公式アカウント(LINE@)は費用0円で集客できる?無料で利用できる全機能を紹介LINE連携予約システムを導入する4つのメリット
LINE連携予約システムを導入すると、次のようなメリットがあります。
- 予約業務を効率化できる
- 予約状況をリアルタイムで把握できる
- いつでも予約できる
- 予約忘れや無断キャンセルの防止につながる
それぞれ解説していきます。
メリット①:予約業務を効率化できる
今まで電話やホームページに頼っていた予約業務をLINE連携予約システムに統一することで、手間を省くことができ、人的なミスを防止することもできるようになります。
予約や変更、キャンセル後の案内も自動で送信されるようにしておくことで、逐一連絡をする必要がなくなり、効率化を図ることが可能です。
メリット②:予約状況をリアルタイムで把握できる
電話を用いて予約を管理している場合、予約を受けてからスケジュールに組み込むまでの間にタイムラグが生じ、場合によっては日程を忘れてしまったり重複させてしまったりというミスが起きてしまうかもしれません。
しかし、予約管理システムを用いることでこうした心配はなくなり、予約状況をリアルタイムで把握できるようになります。また、店舗の予約状況を顧客に公開しておくことで、顧客はそれに合わせて予約を入れることが可能となるのです。
メリット③:いつでも予約できる
電話対応による受付方法しかない場合、顧客は営業時間内に店舗に電話する必要があるため、場合によっては都合が合わないかもしれません。また、忙しい時間帯にかかってきた電話を取り損なうこともあるでしょう。
その点、予約システムであれば顧客は24時間いつでも予約、変更、キャンセルをすることができ、店舗側も電話やメッセージによって業務を中断されることがありません。
メリット④:予約忘れや無断キャンセルの防止につながる
店舗側にとって、準備していたのに顧客が予約を忘れていて来店しなかったり、直前に突然キャンセルが入ると困ってしまいます。
予約管理システムを導入すれば、予約日が近づいたら事前に自動でリマインドが送られるため、こうした事態を少しでも防ぐことができるのです。
LINE連携予約システムを導入する2つのデメリット
他方で、システムを導入する上でいくつか注意すべき点も存在します。
- システムの導入コストがかかる
- スタッフや顧客がシステムに慣れるまでに時間がかかる
デメリット①:システムの導入コストがかかる
予約システムを導入するためには、設備を整えるための初期費用や継続して利用するためのランニングコストがかかります。また、システムを新たに開発する必要がある場合は、構築にかかる人件費も考慮しなければなりません。
予約システムを導入する前に、どれくらいの予算が必要か概算しておくとよいでしょう。
デメリット②:スタッフや顧客がシステムに慣れるまでに時間がかかる
予約システムを導入すると、多くの場合オペレーションが今までと大きく異なることになります。そのため、スタッフがそのフローに慣れるまでには時間がかかり、場合によっては研修を行うなどのフォローを行う必要があるでしょう。
また顧客側も、今までの電話やメールでの予約に親しんでいる人が多い場合は、いきなりLINEにすべて移行してしまうと戸惑ってしまうかもしれません。その場合は、しばらくの間は電話、メール、ホームページでの受付も行うなど、移行段階での工夫が必要になるでしょう。
LINE公式アカウント(旧LINE@)とLINEミニアプリでの予約について
次に、LINEを用いた予約システムを構築するにあたり、LINE公式アカウントとLINEミニアプリそれぞれの特徴と違いについて解説します。
LINE公式アカウント(旧LINE@)の特徴
LINE公式アカウントには、メッセージの一斉配信やショップカードの作成、リッチメニュー、チャットといった機能があります。また、QRコードを作成して友だちを追加することができます。
LINE公式アカウントを活用することにより、予約状況を一括で管理することができ、チャットを通じてメッセージを発信することが可能です。
LINEミニアプリの特徴
LINEミニアプリとは、LINEのWeb上で利用できるWebアプリで、LINEと違いアプリをインストールしていなくてもパーマネントリンクさえ分かれば誰でもアクセスできるのが特徴です。また、LINE上から検索して追加することも可能で、LINEアプリ上でも気軽に利用することができます。
さらに、様々な拡張サービスが搭載されており、ご自身の使いたいようにカスタマイズすることが可能になっています。
LINE公式アカウントとLINEミニアプリの違い
LINE公式アカウントとLINEミニアプリには、次のような違いがあります。
- 配信機能の有無
- ユーザーデータの取り扱い
違い①:配信機能の有無
LINE公式アカウントはメッセージの発信やクーポンの配信ができますが、LINEミニアプリにはメッセージを送る機能がありません。
その代わりに、LINEミニアプリはLINEのホームタブからミニアプリをタップするだけで簡単に起動することができ、オンライン予約などを行うことができます。また、店舗側はバナーメッセージで通知することができます。
違い②:ユーザーデータの取り扱い
LINE公式アカウントがユーザーへの一斉配信機能に優れているのに対して、LINEミニアプリは個別のユーザーごとのデータを取得することができます。そのため、ミニアプリ上で得たデータを分析することで、マーケティング戦略につなげることが可能です。
LINE公式アカウントとLINEミニアプリはそれぞれに強みがあり、互いに機能を補い合っているといえます。従って、この2つを併用するのがおすすめです。
その他の予約システムとの比較
それでは、LINE連携予約システムとその他の予約システムを比較してみましょう。今回比較するシステムは、以下です。
- 予約ポータルサイト
- Googleカレンダー
比較①:予約ポータルサイト
ポータルサイトは、LINEの場合と同じく時間に関係なく予約することが可能です。また、Webページ上には多くの情報が表示されるため、ユーザーはその中から自分の好みの店舗を選ぶことができ、ミスマッチを防ぐことができます。
その反面、ポータルサイトの運営にはコストがかかるほか、顧客がポータルサイトにたどり着くことができるような工夫が必要であるという難点もあります。また、リピーターにとっては手間がかかるため、それほど使い勝手のよいツールとはいえないでしょう。
LINE公式アカウントやLINEミニアプリを使えば、予約や顧客管理を簡単に行うことができるため、既存顧客の再予約・再来店にもつなげやすくなります。
比較②:Googleカレンダー
予約管理を行う上で、一覧性の高いカレンダーで予約状況を確認できるのは非常に重要です。Googleは様々なアプリやサービスと連携することができ、無料で使うことができるサービスであるという点でLINE公式アカウントと同じく汎用性の高いツールです。
ただし、LINEが予約からデータ管理まですべて一つのアプリで完結しているのに対し、Googleカレンダーの場合、顧客はカレンダー上で予約を行うことができません。
Googleカレンダーは非常に使い勝手のよいツールであるため、いずれLINEとGoogleカレンダーが連携することになれば、さらに利便性の高いサービスの実現が可能になることも期待できそうです。
まとめ
この記事では、LINE連携予約システムの機能およびメリットとデメリット、LINE公式アカウント(旧LINE@)とLINEミニアプリでの予約、その他予約システムとの比較についてご紹介しました。
LINE連携予約システムとは、LINE公式アカウントと連携して予約の受付を行うシステムのことです。LINE公式アカウントはメッセージの一斉配信や顧客の獲得機能に優れる一方で、LINEミニアプリはユーザーデータ取得機能に長けています。
これらのツールを使い分け、LINEを活用したスマートな店舗運営を目指しましょう。
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