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「自分の経営している飲食店の電気代はもしかして高い?」
「電気代を節約・削減する方法はあるの?」
電気代は飲食店を経営する上で必要なものですが、自分の店の電気代が高いのか低いのか、良く分からないという人も多いと思います。
実際に平均相場よりも高い電気代を支払っているのなら、それはとてももったいないことです。
まずは飲食店の目安の電気代平均相場を知って自分が経営する飲食店の電気代がどの位置にあるかを知った上で、削減する方法を試していきましょう。
経費削減の方法を探している飲食店のオーナーはぜひ参考にしてください。
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店舗オーナーによくある経費のお悩みは以下の通りです。
- 「電気代が毎月高すぎる…」
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飲食店営業にかかる電気代の1ヶ月平均相場とは
飲食店営業にかかる電気代の1ヶ月平均相場は、売り上げの約7%が一般的と言われています。
水道光熱費のうち電気代は80%、つまり売り上げの5〜6%です。一か月の売り上げが50万円の店舗の場合、約2.5万〜3万円が平均相場となります。
パン屋の電気代
パン屋は月に約10万円の電気代がかかります。常にパンを焼いているため、その他の光熱費を合わせると高くても20万円ほどの電気代が毎月かかります。
一般的に以下の器具を使う頻度が多いため、電気代が高くなる傾向にあります。
- 業務用のエアコン
- 業務用のオーブン
- 業務用ミキサー
飲食店の中でも高い電気代がかかる業種の1つでしょう。
喫茶店(カフェ)の電気代
喫茶店(カフェ)を運営する店舗の面積や座席数により、費用は変動しますが、喫茶店の電気代の平均は、月に1.5万〜4万円程度となっています。
夏場や冬場の冷暖房を使い季節は電気代が割り増しになる傾向にあり、反対にあまり使わない季節であれば、さらに安くなるでしょう。
月に1.5万〜4万円程度となっているので、その金額以上になっている場合は見直しを検討してみても良いかもしれません。
カフェ(喫茶店)にかかる光熱費の平均は?毎月のランニングコスト〜節約/削減する方法を解説居酒屋の電気代
居酒屋の電気代は5万円〜10万円程度です。他の業種と同様に店舗面積や座席数、営業時間により変動はあります。
店舗によっては10万円を越える場合もあるようなので、高すぎる場合は、節約を検討しましょう。
居酒屋の水道光熱費の目安は?削減する方法も解説飲食店営業にかかる電気代の内訳
飲食店営業にかかる電気代の内訳は以下の通りです。
- 空調:20%
- 照明:30%
- 厨房機器:40%
照明や厨房機器にかかる電気代は一年を通して大きく変わらないものの、夏や冬は空調を多く使用するため、飲食店の電気代は季節によって変動がとても大きいです。
飲食店の平均電気代が高い3つの理由
実は飲食店の平均電気代5〜6%は、他業種の平均電気代2〜4%と比べて高い傾向があります。
飲食店の平均電気代が高い理由を見てみましょう。
- 電気を大量に消費する設備を使用するから
- 店に合わない電力プランを契約しているから
- 電気料金の値上がり
以下で詳しく解説します。
電気を大量に消費する設備を使用するから
飲食店の平均電気代が高い理由として、電気を大量に消費する設備を使用するからというものが挙げられます。
- 業務用冷蔵庫
- 厨房設備
- 空調機
これらの業務用設備が、電気を大量に使用する原因です。
ほとんどの設備を営業中常に稼働させる必要があり、業務用冷蔵庫に至っては24時間365日電源を切ることはありません。
店に合わない電力プランを契約しているから
次に、店に合わない電力プランを契約していることが考えられます。
飲食店の場合、一般家庭で契約している従量プランではなく、動力(低圧電力)プランを契約していることが多いです。
動力プランは従量プランに比べて、基本料金は高いものの電力量料金がかなり安いという特徴を持っており、電気を大量に使用する飲食店や工場、事務所などに向いています。
ただし、電気を大量に使う場合はお得になる動力プランも、あまり電気を使わない業態だと逆に費用がかさむため、損をしてしまっている可能性があるのです。
電気料金の値上がり
飲食店以外の業界や一般家庭にも当てはまりますが、3つ目の理由は、電気料金が値上がりしているからです。
電気代の高騰の理由はさまざま考えられます。
- 化石燃料や天然液化ガスの輸入価格の上昇
- 電力の供給力不足
- 再生可能エネルギー割賦金の値上げ
これらが主だった理由です。
特に電気を作るための燃料の価格は、市場や為替など外部要因によって変動します。
最近では新型コロナウィルスの世界的なまん延やロシア軍のウクライナ侵攻が大きな影響を及ぼしました。
今から見直し!飲食店の電気代を節約・削減する2つの方法
飲食店の電気代を節約するための方法を2つ見ていきましょう。
- 機器それぞれの放電をおこなう
- 電力会社を乗り換える
費用の中でも電気代は比較的簡単に節約することができます。利益を残すためには経費の削減が必要です。
これから紹介する内容を元に自店舗の電気代を見直してください。
①機器それぞれの節電をおこなう
まずは、機器それぞれの節電をおこなう方法です。
- 冷蔵庫
- 空調機器
- 照明
- 屋根・ガラス
それぞれの機器の節電方法を具体的に解説します。
冷蔵庫
飲食店に設置されている冷蔵庫は大型の業務用のため、多くの電力を使用します。
冷蔵庫の節電が実現できれば、大きな結果が見込まれるでしょう。
- ドアにカーテンをする
- 傷んでいるパッキンを交換する
- コンデンサーを清掃する
ドアを開け閉めする際庫内の冷気が逃げてしまうと、その分温度を下げようとしてコンプレッサーが働くため、電力を多く消費します。ドアに透明なカーテンをすると庫内の温度上昇が抑えられますので、ぜひ試してみてください。
気密材の役割を持つ冷蔵庫の扉に設置されたパッキンは、傷んでいると気密が保たれません。新しいものに交換し、中性洗剤やアルコールでマメに手入れを行いましょう。
「凝縮器」とも呼ばれるコンデンサーをホコリや汚れから保護する役割のフィルターが汚れてしまうと、放熱ができず冷蔵庫の温度が下がりにくくなります。放熱不良を起こさないために、こまめな清掃を心がけてください。
また、冷蔵庫自体の寿命は9年と言われています。9年を目安に、庫内が冷えない、音がうるさいなどの異常を感じるようになったら、修理に出すよりも省エネ機能の進化した冷蔵庫の購入をおすすめします。
空調機器
飲食店のエアコンは店内の温度を一定に保つことが求められるため、負荷がかかりやすい設備です。
- 室外機にミストをかける
- 自動運転で稼働させる
- メンテンナンスを定期的にする
空調機器の節電は上記の方法で可能です。
室外機にミストをすることで、吸入空気の温度が下がりますので、室外機の冷却効果を高めることで節電できます。
また、室外機は自動運転で一気に設定温度まで室温を下げてしまうほうが、始めから弱運転で運転するよりも電気代がかかりません。エアコンは、設定温度になってからは電気代はあまりかからない傾向があります。
冷蔵庫と同じく、フィルターにホコリや汚れがたまると冷房効率が落ちてしまうため、こまめなメンテナンスが大切です。
照明
照明は、電気代の内訳の大部分を占めます。
- 照明をLEDに変える
照明をLEDに変えることで、水銀灯に比べて80%の電気代削減に繋がります。
電気の種類 | 寿命 | 価格 |
白熱電球 | 1,000時間 | 100〜200円前後 |
蛍光灯 | 13,000時間 | 700〜1,200円前後 |
LED電球 | 40,000時間 | 1,000〜3,000円前後 |
購入のコストは高いものの、LEDは寿命が長いため、結果的に一番コストパフォーマンスが良いと言えます。
屋根・ガラス
屋根やガラスには遮熱塗料を塗ることで温度上昇を防ぐことが可能です。
室内への熱侵入は窓ガラスなどからが約70%を占めており、遮熱塗料を塗ることで、空調効率が向上し、電気の使用量の20%削減が期待できます。
- ダイナグラスPRO-S
- HSG
- クリアルマイサニー
- etc…
塗るだけで遮熱効果のある塗料のため、試してみると良いでしょう。
さらに飲食店の電気代をコストカットする方法
どれも実践していて電気代をギリギリまで削減しているという方は、OTOMOに相談してみてはどうでしょうか。
OTOMOでは、飲食店を運営する上でかかるライフライン関連の変動費をさらに見直すサービスを提供しています。「自分の店舗が高すぎて損をしているかも…」と感じた方はぜひお問い合わせください。
②電力会社を乗り換える
電気代を節約するには、電力会社の乗り換えも選択肢に入れましょう。
以前であれば地域により契約する電気会社が決められており選べませんでしたが、電力の自由化がはじまり、新しく参入した小売電気事業者「新電力」との契約を自由にできるようになりました。
- 料金が安くなる可能性がある
- セット割でさらにお得になる可能性がある
大手電力会社は燃料の高騰により電気代を値上げしています。安い電気代で提供をしている会社に乗り換えることで節電に繋がるでしょう。
ガスや携帯電話を扱っている企業が電気を提供している場合、セット割なども提供されています。
電気の使用量が多い飲食店の場合は従量プランと動力プランを比較するなどし、お得な方を選ぶようにしてください。
飲食店に人気のおすすめ新電力会社7社を徹底比較|選ぶポイント/比較方法も合わせて解説飲食店の電気代を削減する際の3つの注意点
電気代を削減する際の注意点を3つ見ていきましょう。
- 節電に要する費用が利益に見合うかどうか
- 節電がサービスの低下に影響しないかどうか
- 電力プランが店に合っているかどうか
以下で詳しく説明します。
①節電に要する費用が利益に見合うかどうか
節電をするためには新たに設備を導入する場合があるため、物によっては大きなコストがかかり、利益を圧迫する可能性があります。
費用と利益の試算を行わず良いと聞いたものをすぐに取り入れてしまうと、経費がかかりすぎて利益を取るのが難しくなってしまうことも。
節電のためにその方法を取り入れることで残る利益が、設備の導入費用より高くなれば採用すると決め、まずは費用と利益の試算をしっかりと行いましょう。
②節電がサービスの低下に影響しないかどうか
節電のことだけを考えた結果、サービスが低下してしまっては元も子もありません。
- 空調を止めて放電する
- 適正温度よりも冷蔵庫内の温度を高く設定する
空調を止めて放電することで快適な空間が保たれません。
冷蔵庫内の温度を高く設定することで電力は使いませんが、食材の鮮度が保たれず、美味しいものをお客様に提供できなくなる可能性があります。
飲食店が第一に考えるのは「顧客」であることを忘れずに、その範囲内で節電を検討するようにしてください。
③電力プランが店に合っているかどうか
従来の地方電気会社に加えて、様々な企業が電気を提供しているため、電力プランが店に合っているかどうかを比較して確認しましょう。
- ENEOSでんき
- ソフトバンクでんき
- 東京ガス
- etc…
新電力は数多くの企業があり、自社のサービスとのセット割でさらにお値打ちになるプランもあるため、一概にここが良いとは言えません。
電気代を比較するためのシミュレーションサイトもありますのでそれらを活用しながら最適なプランを選んでいきましょう。
店舗の電気代を今一度見直してみましょう
飲食店を経営する上で固定費の削減は重要課題です。
業務用の冷蔵庫や厨房機器など、飲食店の電気代は他業種に比べて高くかかる傾向があるものの、やり方によっては削減できる可能性が十分あります。
顧客ファーストの目線を持ちながら店舗の電気代を今一度見直して、より多くの利益の確保をしていきましょう。
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