DM発送代行会社比較5選!発送代行業者の料金相場やサービスを徹底調査!

近年はEC運営で必要不可欠になってきているのが、DM発送です。販売促進の効果を期待し、多くの企業がDM発送を利用しています。

しかし、DMを効率的に発送する方法を知らないという企業は多いのではないでしょうか。例えば、ユーザー1人1人に個別にDMを発送していては時間がかかりすぎてしまい、業務の効率化に繋がりません。

そこで本記事では、EC運営を行う企業のDM発送の手間を省ける、DM発送代行会社について解説していきます。DM発送代行会社を比較し、いくつかおすすめも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

DM発送代行会社とは

DM発送代行会社とは、その名の通りDMを代行して発送してくれるサービスを展開している会社のことです。

EC運営を行う企業は、毎日多くのDMを管理する必要があり、その管理を自社で行うのは効率的ではありません。そこで、DM発送代行会社を利用することで、DMを送る際の広告の印刷や封入、宛名、ラベル貼りなどの作業の一部、または全てを請け負ってくれます。

DM発送代行会社を利用することは、企業の負担が減り、業務に集中できることとなり、結果的に業務効率化にも繋がります。

そのため、大企業の中にはDM発送代行会社を利用する企業が近年増えてきています。

DM発送代行会社が行う業務

DM発送代行会社が行う業務は会社によって異なりますが、主に以下の4種類の業務を請け負ってくれます。

  1. 発送
  2. 印刷
  3. 保管
  4. 封入

それぞれ解説していきます。

業務①:発送

DM発送代行会社が行う発送は、作成したDMを企業のユーザーに対して送る業務です。DMを企業側が作成し、それをDM発送代行会社が指定されたユーザーに対して発送するという形になります。

また、郵便などを利用する際に郵便料金を安く抑えることができる「広告郵便申請」に対応しているDM発送代行会社もあります。

業務②:印刷

DM発送代行会社が行う印刷は、企業が作成したDMの印刷を行う業務です。DM発送代行会社では、印刷を指定した部数で行ってくれます。中には、DMの印刷以外に断裁や製本といったさまざまな加工を行ってくれるDM発送代行会社も存在します。

業務③:保管

DM発送代行会社が行う保管は、定期的に発送を行うDMの保管になります。この業務により、必要になった時に保管しておいたDMの発送を行えます。また、DM発送代行会社のセキュリティ面は高いことが多いため、安心して任せられます。

業務④:封入

DM発送代行会社が行う封入は、企業が作成したDMを指定された形に封入し、宛名のラベルを貼る業務です。1つの封入形態に留まらず、さまざまな封入に対応しているDM発送代行会社もあります。そのため、特別な封入を行いたい場合には、さまざまな封入に対応しているDM発送代行会社の利用がおすすめです。

DM発送代行会社の分類

DM発送代行会社の特徴別の分類は、以下のようになります。

  • 料金が安いDM発送代行会社
  • 依頼から対応までのスピードが早いDM発送代行会社
  • 少ない数のDMに対応しているDM発送代行会社
  • セキュリティ面が高いDM発送代行会社

DM発送代行会社はそれぞれ強みとしているポイントが異なります。そのため、必要なサービスを展開しているDM発送代行会社を選ぶ必要があります。

また、DM発送代行会社を利用する際にどのような業務まで対応可能なのか質問しておくことで、他のDM発送代行会社と比較することができるようになります。

DM発送代行会社を利用するメリット

DM発送代行会社を利用するメリットは、以下の3つです。

  1. 作業時間の削減
  2. コスト削減
  3. 効果の検証・分析

それぞれ解説していきます。

メリット①:作業時間の削減

DM発送代行会社を利用する1つ目のメリットは、作業時間の削減につながることです。

DM発送を自社で行うと、多くの時間がかかってしまいます。しかし、DM発送代行会社を利用することで、DM発送を行うための作業時間を自社で設ける必要がなくなるため、作業時間の削減に繋がります。

また、DM発送代行会社はDM発送を専門的に行っているため、受注から発送までのスピードが早いです。緊急の際にも対応できる会社もあるため、不測の事態に対する保険としても利用することがおすすめです。

メリット②:コスト削減

DM発送代行会社を利用する2つ目のメリットは、コスト削減につながることです。

DM発送を自社で行う場合、従業員を作業に割く必要があるため、人件費のコストが多くかかってしまいます。しかし、DM発送を自社ではなくDM発送代行会社に任せることで、従業員を割く必要がなく、人件費のコストを最小限に抑えることが可能です。

また、DM発送代行会社にDM発送を請け負ってもらうと、人件費以外の材料費や発送費といったコストの削減にもつながります。その分DM発送代行会社に払う費用が発生しますが、結果的にDM発送代行会社に任せることで作業効率が上がったりと、単なる作業の外注以上の結果が得られることも多いです。

メリット③:効果の検証・分析

DM発送代行会社を利用する3つ目のメリットは、効果の検証・分析が行えることです。

DM発送は主に販売促進のために行われますが、自社でDM発送を行った場合に費用対効果を測ることはとても難しいです。そのため、販売促進のために行っていたDM発送が定量的にどれくらい効果が得られているのかが分からず、気付かぬうちに実際は赤字になってしまっている可能性もあります。

しかし、DM発送代行会社を利用することで容易にDM発送の費用対効果の検証が可能になり、実際にDMの内容を変更したりとより高い効果を得るための仮説検証も簡単になります。また、DMの費用対効果を高めるためにはどうすれば良いのか、DMのプロとして具体的に提案してくれるDM発送代行会社もあります。

以上の理由から、DMの効果を最大限高めるためにはDM発送代行会社を利用することがおすすめです。

DM発送代行会社の料金相場

とは言っても、利用料金が高い場合には自社でDM発送を行った方が効率が良い場合もあります。そこでここでは、DM発送代行会社の料金相場を紹介していきます。

DM発送代行会社の料金相場は、以下のようになっています。

はがき1,000枚:1枚約70円~10,000枚:1枚約55円~30,000枚:1枚約50円~
圧着はがき1,000枚:1枚約90円~10,000枚:1枚約60円~30,000枚:1枚約55円~
封書1,000枚:1枚約80円~10,000枚:1枚約65円~30,000枚:1枚約60円~
カタログ1,000枚:1枚約400円~10,000枚:1枚約280円~

1回あたりの生産数が増えれば増えるほど1枚当たりの料金が安くなるため、ある程度の数量をまとめてDM発送代行会社に依頼することで、無駄なコストを割かずに済みます。

はがき・圧着はがき・封書・カタログそれぞれの特徴は以下の通りです。

  • はがき:シンプルな印刷で済むため、料金が安い
  • 圧着はがき:特殊なノリを利用しているため、はがきより料金が高い
  • 封書:開封する必要があるため、状況に応じて利用する。生産数が少なければ圧着はがきより安い
  • カタログ:1枚あたりのコストが一番高い

DM発送代行会社の選び方

DM発送代行会社は現在数多く存在するため、どの会社に依頼すべきか悩むと思います。そこでここでは、DM発送代行会社の選び方を解説していきます。

DM発送代行会社を選ぶ際に注目すべき点は、以下の4つです。

  1. 依頼から発送までにかかる時間
  2. 1回に対応可能なロット数
  3. 発送以外のサービスがあるか
  4. セキュリティ面が高いか

それぞれ解説していきます。

①依頼から発送までにかかる時間

依頼から発送までのスピードは、依頼する企業にとってとても重要です。

特にクーポンの配布やサービス開始の案内等、すぐにユーザーに届くことが求められるようなDMの場合、発送までのスピードを意識して選ぶべきです。逆に、発送までにスピードが遅い企業の場合、丁寧な梱包や検品等のサービスが付属している場合も多くあります。

単純な発送までのスピードだけでなく、自分がどれくらいのスピードでの発送が必要であるかを理解した上で、必要なサービスが揃っているかどうかを見極める必要があります。

②1回に対応可能なロット数

DM発送代行会社の2つ目の選び方のポイントは、1回に対応可能なロット数です。多くのDM発送代行会社が1,000枚から対応可能ですので、この数字を基準に多い・少ないを考えることがおすすめです。

DM発送代行会社の中には1,000枚以下から対応している会社もありますが、その際には1枚あたりの料金が相場とどのくらい違うかで判断しましょう。

③発送以外のサービスがあるか

DM発送代行会社の3つ目の選び方ポイントは、発送以外のサービスの有無です。発送以外のサービスとは、具体的にはDMの追跡調査やDMのデザイン提案などになります。

例えば、コスト面では他社に劣っているような会社でも、多くのDM発送代行会社が行っているDMの追跡調査に追加して、DMのデザイン提案まで行っている場合などがあります。この場合、コストが高い理由は発送以外のサービスに別途料金がかかっているからとなります。

このように、DM発送以外のサービスがどれだけ付属しているかどうかをコストと併せて比較することが大切になります。

④セキュリティ面が高いか

DM発送代行会社の4つ目の選び方は、セキュリティ面が高いかどうかです。

DM発送を依頼するということは、ユーザーの個人情報をDM発送代行会社に受け渡すことになります。セキュリティ面が低いDM発送代行会社に依頼してしまった場合、大事なユーザーの個人情報が漏洩する可能性が高くなります。

そのため、DM発送代行会社を選ぶ際にはセキュリティ面が高いかどうかを判断基準に加えましょう。

DM発送代行会社比較おすすめ5選

最後に、おすすめのDM発送代行会社を、先ほど解説した選び方を踏まえ紹介していきます。

おすすめのDM発送代行会社は以下の5社になります。

  1. ダイレクトメール発送ONLINE
  2. DM発送代行センター
  3. DM発送おまかせ便
  4. ジャパンメール
  5. ラクスル

①ダイレクトメール発送ONLINE

引用元:ダイレクトメール発送ONLINE公式HP

料金広告はがき:52.4円
依頼から発送までにかかる時間最短当日
1回に対応可能なロット数50部から
発送以外のサービスデザイン受注可能
セキュリティ面高い

ダイレクトメール発送ONLINEは、広告はがきを宛先シール支給の場合52.4円で、依頼から最短翌日で発送してくれます。また、1回50部から利用できるため、少数依頼でコスト削減に繋がります。デザインを受注することも可能ですので、DMの費用対効果を高めることも期待できます。

セキュリティ面も「UTM」を導入しているため非常に高く、安心して利用できます。ダイレクトメール発送ONLINEは、料金を安く抑え、依頼から発送までにかかる時間を短くしたい方におすすめです。

②DM発送代行センター

引用元:DM発送代行センター公式HP

料金1通75.9円~(1点封入+送料)
依頼から発送までにかかる時間最短2営業日
1回に対応可能なロット数50通~
発送以外のサービスメール通知
セキュリティ面高い

DM発送代行センターは、1点封入かつ送料込みのDM発送を1通75.9円で、依頼から最短2営業日と素早い対応で発送まで行ってくれます。また、1回50通から利用でき最大5万部まで対応しているため、依頼する量に合わせてDM発送数を操作でき、コスト削減につながります。

発送状況は随時メール通知を行い、セキュリティはNSA推奨基準のものを導入しているため高く、安心して利用できます。DM発送代行センターは、少ない数のDMを発送したい方におすすめです。

③DM発送おまかせ便

引用元:DM発送おまかせ便公式HP

料金はがきDM:1通61.52円
依頼から発送までにかかる時間最短5営業日
1回に対応可能なロット数100通~
発送以外のサービスリアルタイムで配送状況を確認
セキュリティ面高い

DM発送おまかせ便は、はがきDM1通61.25円で、最短5営業日以内に発送とコストを抑え発送まで行ってくれます。また、100通から利用でき、発送されたDMはリアルタイムで配送状況を確認できるため、DMが宛先に届いたかしっかりと確認できます。

セキュリティは、プライバシーマークを取得しているものを導入しているので、安心して依頼できます。DM発送おまかせ便は、発送状況をリアルタイムで確認したい方におすすめです。

④ジャパンメール

引用元:ジャパンメール公式HP

料金定型普通はがきDM:62.73円~(2,000部)
依頼から発送までにかかる時間最短3日
1回に対応可能なロット数100通~
発送以外のサービスDMデザイン
セキュリティ面高い

ジャパンメールは、定型普通はがきDM1通62.73円で、依頼から最短3日で発送までを行ってくれます。また、100通から利用でき、DMデザインを任せることもできるため、DMの費用対効果を高めることも可能です。

セキュリティは、「UTM」を導入しているため安心して利用できます。ジャパンメールは、DMデザインを任せて費用対効果を高めたい方におすすめです。

⑤ラクスル

引用元:ラクスル公式HP

料金はがき:49.0円~
依頼から発送までにかかる時間最短翌日
1回に対応可能なロット数100通~
発送以外のサービスデザインテンプレート無料
セキュリティ面高い

ラクスルは、はがきDMを49.0円で、依頼から最短翌日で発送までを行ってくれます。100通から依頼でき、デザインテンプレートを無料で利用できるため、デザインの高いDMの作成も可能です。

セキュリティ面は、プライバシーマークを取得しているものを導入しているため、安心して利用できます。ラクスルは、高いデザインを無料で利用し、DMの料金を安く抑えたい方におすすめです。

まとめ

本記事では、EC運営を行う企業のDM発送の手間を省ける、DM発送代行会社について解説しました。

DM発送代行会社を利用することで業務の効率化に繋げることができるなどさまざまなメリットがあります。ぜひ一度試してみてください。