クレジットカードの決済処理端末比較7選!キャッシュレスでレジ業務を効率化!

近年日本ではキャッシュレス化が進んでいます。日本政府もキャッシュレス化を後押ししており、現金決済のみの店も見かけなくなってきました。

実際に現金決済だけの扱いだった地方の個人店もPayPayをはじめ、カード決済、電子マネー決済なども取り入れ始めています。これには決済代行会社が増えたことも一因にはなりますが、消費者のキャッシュレス化ニーズが膨らんでいることも意味します。

今回はクレジットカードの決済処理端末導入のメリットを紹介し、その後決済代行会社の紹介と、選び方を紹介します。

キャッシュレス決済のメリット

先ほど消費者のニーズが膨らんでいると述べましたが、導入する側の店舗にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

主なメリットとして挙げられるのが以下の6つになります。

①販売促進

②客単価UP

③現金減でリスク減&効率化

④外国人集客力UP

⑤団体客の増加

⑥新型コロナウイルス対策になる

それぞれ、解説していきます。

①販売促進

消費者が手持ちの現金で間に合わない場合、ATMに行ったり、別日に購入を変更したり、他店で購入したりと消費者の手間が増え、消費者が購入をあきらめる場面が出てくるかもしれません。そんなときにキャッシュレスを導入していれば、販売の取りこぼしを防ぐとともに、購入を促す結果にもつながります。

ある調査では、全国の20~60代の会計担当者300人を対象に調査を行ったところ、6割の方が週に1回以上キャッシュレス決済を利用しているという結果が出ていることからも、販売促進効果はあると考えられます。

②客単価UP

「クレジットカードだと現金よりも多く使ってしまう!」というようなことはありませんか。実際にキャッシュレス決済だと使っている額が現金よりも見えにくくなるので、財布のひもが緩みがちになります。現金だと900円のパスタしか食べない人も、クレカ決済だと1200円のパスタに手を出すなんてこともあります。

③現金減でリスク減&効率化

レジ内や店舗内で保管している現金が減るので、強盗の際に取られる額が減ったり、現金の扱いミスを減らせたりという利点があります。

また、レジ金が減ることでチェックの際にかかる時間の短縮にもつながり、人件費削減にも役立ちます。

④外国人集客力UP

海外から観光に来た方は基本的にクレジットカードを利用できる店に入るので、現金決済のみとは集客力が違います。

海外から観光に来る人が多いところで商売をするなら、キャッシュレス決済を入れないという選択肢はないです。

⑤団体客の増加

これは飲食店に限った話になってしまいますが、団体客の支払いはカードが多いです。というのも法人カードを利用することが多かったり、幹事がポイント欲しさにクレカ決済をしたりするからです。

キャッシュレス決済未導入ですと、団体客取りこぼしの可能性が高まってしまいます。

➅コロナウイルス対策になる

顧客の触ったものに触れずに決済ができるので、新型コロナウイルスの感染拡大防止としても役に立ちます。

実際に新型コロナウイルス対策としてキャッシュレスをおすすめするスーパーマーケットもあることから、効果的であるといえるでしょう。

クレジットカード決済オススメサービス

ここでは、クレジットカード決済導入の際にオススメできる代行会社を紹介します。特徴や、対応できる決済方法・費用などを紹介していきます。

➀AirPAY

引用元:AirPAY公式HP

リクルートが提供するサービスで、決済手数料業界最安水準がウリです。一つに特化した手数料の安さではなく、全体的に手数料が安いです。

iPhoneかiPad一台があれば導入可能なので、個人店の方も自身のiPhoneで利用ができます。初期費用・振込手数料も0円なので、導入しやすいと思います。QR決済とポイント決済は別途案内があるので、一度に手続きはしにくいですが、36種類の決済方法に対応可能なので、迷ったらAirPAYがオススメです。

②Square

引用元:Square公式HP

Squareは在庫管理から勤怠管理、顧客管理までできるオールインワンサービスです。JCBの手数料が高く、QR決済に対応していない点はネックですが、キャッシュレス決済だけではなく、店舗運営に関する幅広い機能を使いたい方にオススメです

Squareを導入する際はPayPayやd払いと直接契約して組み合わせて使うと手数料を抑えられます。

STORES決済

引用元:STORES決済公式HP

STORES決済は交通系IC支払いが業界最安水準です。AirPAYと比べて1%も低いです。したがって駅付近など交通系電子マネーを多く使う場所ではSTORES決済が最適と言えます。クレジットカード決済の手数料も業界では安いほうなので、クレジットカード決済と交通系電子マネーに絞れるならばSTORES決済一択です。

決済の幅は広くはありませんが、交通系電子マネーの手数料を考えると悪くないのではないでしょうか。

STORES決済とスクエアを徹底比較!それぞれの特徴とおすすめの人を紹介

楽天Pay

引用元:楽天Pay公式HP

楽天が提供するサービスで、顧客が楽天ポイントを使ったりためたりすることができます。楽天以外のカードや電子マネーの取り扱いも可能なので、多店舗と差異を求めたい方はこちらがオススメです。手数料はVisa・Mastercard・American Express・楽天カードJCBの決済手数料が3.24%、楽天カード以外のJCB・Diners Club・Discoverの決済手数料が3.74%です。

また、楽天Edy・交通系・nanaco・WAONの決済手数料が3.24%、QUICPay・Apple Pay・iDの決済手数料が3.74%と、業界でも手数料は安いほうです。

stera

引用元:stera公式HP

三井住友カード・GMO・Visaの3社の業務提携によるサービスです。steraは他社サービスとは異なり、月額3300円料金がかかってしまいますが、VisaとMastercardの場合は2.8%と他社より手数料が安くできます。

電子マネー・コード決済にも対応しているので安心です。クレジットカード決済が多い店にオススメです。

PAYGATE Station

引用元:PAYGATE Station公式HP

株式会社ロイヤルゲートが提供するサービスで、クレジットカード・電子マネー・QR決済と幅広く取り扱いができます。今回はStationのものを紹介しましたが、他にもシンプルタイプのStation L や、クレジットカード決済のみのAirも選べるので、用途に応じて選び訳ができます。

手数料や月額料金は要問合せですが、大手企業も利用しているので候補の一つとしてみてはいかがでしょうか。

Times PAY

引用元:Times PAY公式HP

駐車場やレンタカーのサービスを提供するタイムズが運営しています。よく使われる決済方法には基本対応しており、手数料も業界平均水準です。サポート体制が整っており、365日相談が可能です。加盟店特典として、カーシェアのレンタカーが35%オフになるのは独自の特典です。

キャッシュレス決済会社の選び方

それでは、これらのキャッシュレス決済会社はどのように選べば良いのでしょうか?決済会社の選び方としては、次のような方法があります。

①顧客のニーズに合わせる

②初期・月額費から選ぶ

③決済手数料から選ぶ

④端末の形式で選ぶ

⑤サポート体制で選ぶ

それぞれ解説していきます。

➀顧客ニーズに合わせる

顧客がどの決済を利用したいかに合わせて選ぶ方法です。

・駅構内の店ならば交通系電子マネーの手数料が安い会社に

・カード決済が多い店ならばカード手数料を抑えやすい会社に

・支払いがバラバラならば決済方法が多く、全体的に手数料が安い会社に

以上のように顧客のニーズと手数料とを併せて考えると決めやすいと思います。

➁初期・月額費用から選ぶ

各会社で初期費用・月額費用が異なります。AirPAYなどのカードリーダータイプは、手持ちのiPhoneでも操作可能なので、初期費用を抑えたい方は初期費用無料のものを選ぶと良いです。月額費用に関しては半分以上の会社が無料です。

有料の会社もセキュリティ面や、他のサービスも入れての価格なので、決済以外に自身に必要なサービスがあるかないかで選ぶと良いでしょう。

③決済手数料から選ぶ

各会社で決済手数料が安い決済方法が異なります。自店舗でどの会計が多いかに応じて会社を選ぶ良いでしょう。交通系電子マネーが多い場所ではSTORES決済を導入すると安く済むように、自店舗の決済ニーズと手数料を照らし合わせると選びやすいと思います。

④端末の形式で選ぶ

端末の形式としては3種類あります。据置型・ポータブル型・スマホ/タブレット型です。据置型端末は、レジと直接つないで使用するので、端末のみの移動ができないです。したがって、スーパーや飲食店で見かけることが多いと思います。

ポータブル型はWi-Fiや4G回線などインターネット通信を利用する端末です。テーブル会計の飲食店や、移動販売、イベントの際に利用する端末です。スマホ/タブレット型は、スマートフォンやタブレットにカードリーダーを接続して、決済端末として利用する方法です。

場所を取らずに手持ちのスマホで扱えるので導入のハードルが低いですが、レシートが必要な際は別途レシートプリンターの購入が必要になります。

据置型・・・レジ会計の店や大型店にオススメ

ポータブル型・・・幅広く使えるので、どの形態にもオススメ

スマホ/タブレット型・・・個人店などの小さい店にオススメ

比較すると以上のようになります。自身の店の状況を考慮すると、絞りやすいと思います。

⑤サポート体制で選ぶ

会社ごとにサポート体制は異なります。キャッシュレス端末などの扱いに疎く、サポート体制の厚さを求める方は、手数料や月額料金の安さだけではなく、サポート体制まで確認して会社を絞りましょう。

まとめ

今回はキャッシュレス決済処理端末の比較と選び方を紹介しました。今後もキャッシュレス化は進んでいくので、いち早く導入し、利益の拡大を目指すことが大切です。

今回の記事を参考に、実際にキャッシュレス決済を検討・導入してみると利益拡大に大きく貢献してくれると思います。