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かつて地域電力が独占状態だった日本の電力市場ですが、
2016年4月の電力自由化により、高圧電力も複数の会社から選べる時代になりました。
しかし実際には「どこが安定しているのか」「料金はどう変わるのか」「失敗しない選び方はあるのか」など、
不安や判断材料の不足が理由で、切替や新規契約に踏み出せない企業も少なくありません。
この記事では、高圧電力の新規契約・見直しを検討している方向けに、主要7社を安定性とコストの観点で比較し、
それぞれの特徴を整理しました。高圧電力を選ぶ際の基準・注意点もまとめているため高圧電力を切り替える際の参考にしてみてください。
高圧電力会社を比較する前に知っておきたいポイント

高圧電力は電力の自由化によって複数の会社から選べるようになりましたが、
「どこが安定しているのか」「料金は本当に下がるのか」「何を基準に選べばいいのか」
が分からず判断が止まってしまうケースは少なくありません。
本記事では、高圧電力の新規契約・見直しを検討している企業向けに、国内の主要7社を比較しながら「選ぶ際に見るべきポイント」を整理しました。
高圧電力は安定性(継続供給)とコスト削減期待度の両面を基準に候補を絞り込むことが、結果的に失敗を避ける近道になります。
このあと、各社の特徴・比較表・注意点を踏まえながら、
自社に合う選択肢を見つけられるよう順序立てて解説していきます。
高圧電力とは

高圧電力とは、主に工場・大型店舗・医療施設・オフィスビルなど契約電力が50kW以上の事業者向け電力のことを指します。受電は6,000V以上で行われ、一般家庭で使う低圧(100V/200V)とは区分が異なります。
また、高圧電力は「旧一般電気事業者(東京電力など)」だけでなく、電力自由化により新電力(PPS/特定規模電気事業者)からも選べるようになりました。
ただし“新電力=常に安い”というわけではなく、料金は 市場連動・託送料金・契約方式(固定/上限制) など複数要素で決まるため会社によって強みが大きく分かれます。
こうした背景から、高圧電力は「なんとなく有名だから」「安いと言われたから」では選べない分野 であり、
仕組みを理解した上で比較することが、後悔しない契約につながります。
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高圧電力の選び方

高圧電力を比較・選定する際は、次の4点を押さえておくことが重要です。
いま実務の現場でも、これらを基準に候補を絞り込む企業が増えています。
新電力の撤退・供給停止が過去に実際に発生したため、
「母体の体力」「高圧の供給実績」「情報開示の透明度」を見る企業が増えています。
単価の安さだけでなく、「固定・上限制・市場連動など、どの方式でリスクを取るか」を基準に判断する動きが
主流になりつつあります。
企業のESG対応や開示義務化の流れから、「非化石証書の有無」「実質再エネ対応の柔軟性」を条件に含める例が増えています。
比較に耐える判断をするために、「導入実績の開示」「約款・料金の継続更新」「事例の可視化」を確認する企業が増えています。
これら4つの観点を先に定めた上で候補を見ていくと“後から不安になる要素” を排除した比較がしやすくなります。
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高圧電力のおすすめ7社比較【2025年】

※ 安定性(縦)×コスト削減期待度(横)の2軸で7社を配置した比較マップです。
右上ほど「安定かつ削減期待が高い」企業に位置づけられます。
| 項目/企業 | ENEOS | 丸紅 | ハルエネ | リミックス | エネット | 日本テクノ | ミツウロコ |
| 供給区分/実績 | 法人向け高圧・特高の供給実績を公式開示 | 商社系として法人向け高圧提供実績あり | 高圧向け料金プランの提供実績あり | 高圧の固定単価プラン提供あり | 法人向け高圧・特高の専業実績を開示 | 省エネ支援と高圧供給の採用事例を開示 | 高圧の法人提供実績を開示 |
| 安定性 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| コスト削減期待度 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 再エネ対応 | 実質再エネ100%等の選択可(証書利用) | 非化石価値等で実質再エネ化に対応 | 再エネオプションあり(非化石証書) | 再エネ対応は限定的 | 実質再エネ100%対応メニューあり | 環境配慮メニューあり | 非化石証書等で再エネ化に対応 |
| 向いている業種 | 医療/商業施設/工場 | 商業施設/オフィス/医療 | 商業施設/オフィス | 商業施設/オフィス | 医療/工場/大規模施設 | 工場/オフィス | 商業施設/倉庫/オフィス |
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高圧電力のおすすめ7社の特徴
ハルエネ
企業概要・電力領域の方針
事業者向けの料金提案に注力し、低圧~高圧まで対応。電気・ガスや運営支援系ソリューションと組み合わせ、運用面のコスト最適化を志向。
実績/供給条件
高圧の提供・個別見積を明記。再エネ証書等のオプション可。(具体単価・条件は施設仕様に依存)
対応種別・エリア
高圧/低圧の法人向け供給、全国主要エリアに対応。
評価/向いている企業タイプ
コスト削減を優先したい商業施設・オフィスなどに向く。まずは見積前提の比較が有効。
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リミックスポイント
企業概要・電力領域の方針
高圧向けに複数の料金方式を用意(例:固定単価型「高圧フラット」/市場連動型「JEPXスタンダード」/相対電源比率を選べる「高圧チョイス」)。価格設計の選択肢が広いのが特徴。
実績/供給条件
全国供給(沖縄・島しょ部除く)、高圧メニューの公表。固定単価型は燃調なし・電力量単価固定の説明を開示。
対応種別・エリア
高圧・特高/低圧の法人向け。エリアは全国系(離島等除く)。
評価/向いている企業タイプ
料金方式を選びたい企業に相性が良い。価格最適化を狙う商業・オフィスなどで比較候補。
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ENEOS
企業概要・電力領域の方針
グループ内に200万kW超の発電能力を持ち、発電→小売までの一貫供給体制を構築。
VPPや再エネ活用にも注力し、安定供給を重視する姿勢が明確。
実績/供給条件
大規模自社電源と調達を併用しつつ、法人向け供給を継続。
再エネ電源・証書を活用した実質再エネの選択肢も用意。
対応種別・エリア
高圧・特別高圧を含む法人向け供給(全国展開の文脈)。詳細なメニューは個別見積が中心。
評価/向いている企業タイプ
安定性を最優先する医療・公共性の高い施設、大規模拠点を持つ企業に適合。
実績と供給継続性を重視する検討軸に合う。
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丸紅

企業概要・電力領域の方針
丸紅グループの電力事業は国内外で長期供給の実績があり、国内小売(丸紅パワーリテール)も展開。近時はPPA/再エネ化や電力取引の高度化にも取り組む。
実績/供給条件
グループ発電・調達のポートフォリオを背景に、法人向けに安定供給。再エネ志向のニーズにも対応可能。
対応種別・エリア
高圧・特高を含む法人向け小売り。
評価/向いている企業タイプ
大手系の安心感と調達力を重視する企業に適合。中~大規模拠点や分散拠点のある企業で比較検討しやすい。
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エネット

企業概要・電力領域の方針
法人向け電力の専業として全国供給を掲げ、高圧・特高を含むあらゆるスケールに対応可能。複数エリア・複数拠点の一括対応にも強み。
実績/供給条件
法人の高圧・特高供給を継続しており、拠点規模が異なる企業でもまとめて対応可能と明記。
対応種別・エリア
特高・高圧・低圧/全国(離島除く)の文脈。詳細は個別見積。
評価/向いている企業タイプ
安定×実務対応を求める中~大規模法人、複数拠点を束ねたい企業に適性。
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日本テクノ

企業概要・電力領域の方針
小売電気事業+省エネ支援+自社発電を併用するモデル。計測・デマンド管理の知見をもち、運用面の改善とセットで電気料金の最適化を狙う。
実績/供給条件
自社発電の情報を公開。法人向け高圧供給の文脈での導入・支援事例を継続。
対応種別・エリア
高圧(特高含む)法人向けの小売と省エネ支援。詳細は個別提案。
評価/向いている企業タイプ
工場・製造など、省エネと併用で削減を狙う企業に適合。運用改善を含む総合提案を求める場合に向く。
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ミツウロコ

企業概要・電力領域の方針
自社発電(再エネ含む)と長期調達を組み合わせ、高圧・特高の小売にも対応。再エネ電源の活用を掲げ、安定供給と環境配慮の両立を志向。
実績/供給条件
高圧・特高・低圧向け小売を明記。法人向けの電力供給に加え、再エネ電源の拡充を継続。
対応種別・エリア
高圧・特高/低圧の小売、全国系(詳細は個別見積)。
評価/向いている企業タイプ
コストと再エネの両立を図りたい商業・物流・オフィス等の中堅規模法人に向く。
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高圧電力の契約・切替でよくある失敗と注意点

高圧電力は「安くなるかどうか」だけを見て判断すると、後から思わぬコスト・手戻りが発生することがあります。
高圧電力契約前に以下の点は必ず確認しておくべきです。
高圧電力市場価格が高騰した時期に、想定以上の料金が発生するケースがあります。
「固定・上限・市場連動」のどれを選ぶかは、最初に決める必要があります。
高圧電力契約期間中の途中解約に手数料が発生する場合があり、切替タイミングを誤ると削減効果が相殺されることがあります。
デマンド管理や設備の見直しと組み合わせない場合、期待した削減幅にならないケースもあります。
過去に新電力の撤退・供給停止の事例があるため、「料金が安い」だけで選ぶのは推奨されません。
【高圧電力向け】新電力シェアランキングTOP10

高圧電力市場において、新電力事業者がどのようなシェアを持っているのか気になるところです。
そこで、2025年6月における新電力シェアランキングを紹介します。(高圧電力の販売量に限る)
| 順位 | 事業者名 | 電力販売量(千kWh) |
| 1 | エネット | 474,427 |
| 2 | 日本テクノ | 402,025 |
| 3 | ミツウロコグリーンエネルギー | 335,578 |
| 4 | U-POWER | 247,659 |
| 5 | 九電ネクスト | 195,859 |
| 6 | ENEOS Power | 194,466 |
| 7 | エバーグリーン・マーケティング | 161,735 |
| 8 | 関電エネルギーソリューション | 160,813 |
| 9 | デジタルグリッド | 148,124 |
| 10 | ハルエネ | 133,455 |
まとめ

新電力会社を選択することで、消費者にとってメリットがたくさんあります。価格競争の促進、品質およびサービス向上、電源の自由度が高いなどの理由から、新電力会社との契約を検討することは非常に有益です。
電力会社によっては、対象地域や条件、提供される電気プランなどが異なるので、契約を検討する際には、プラン内容を確認することが重要です。
この記事を参考に、自社にとってのメリット・デメリットを確認した上で、自社に合った高圧電力、特別高圧の新電力会社を選ぶと良いでしょう。
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